撮影中 その64
白い肌に、水色のブラをしている。濃い青と薄い青と白い糸の刺繍がされている。そのブラの中に熟れた果実が育っている。
「ちょっと、そのブラ小さいんじゃ無い?」
「え? そうですか?」
「ちょっと、軽く前かがみになって見て」
上級生が、栃原副部長のブラの背中のホックを外した。
トップこそ見えないが、ブラのカップは副部長の胸から外れて浮いている。
15歳の童貞男どもにはまだ早い光景だった。
「胸の下とカップの下を肩紐で合わせるのよ」
「はい」
「そしたら、ホックを止めて、横から前に移動するの」
「脇の下の肉もおっぱいよ」
と、上級生は副部長のブラの中に手を入れて、脇から前に肉を集めて来る。
まさにマシュマロのような柔らかい胸が、上級生の手によって変形し、前に集まって来る。
男どもは、もう生唾も飲み込めなかった。口の中に唾が溜まって行くのがわかるが、今の空気が壊れるようで動けなかった。
左右のマシュマロ夕張マスクメロンは、一瞬にして大きく成長して居た。水色のブラのカップに押さえられて変形しているぐらいにまで成長していた。
「ほら、カップに入りきらないわね。ごめんね。さすがに、下着は代えを持って来ていないの」
「ええ、大丈夫ですから」
「自分で合わすのじゃなくて、ワコールとかの販売員さんがいるところでちゃんと測って合わしてもらったら良いわよ。すぐに大きくなるから、ちゃんと合わさないとね」
男どもは、半開きの口が全開になっており、靏見さんは、己の生まれの境遇を呪っていた。
「コラーッ! 男子、そっちばかり見るんじゃ無い!」
「ええ?」
男どもと靏見さんは店内の横を見た。
ちょうど、真里亞が上級生に囲まれて着替えて居た。
スポーツブラにお腹周りが少しぽっちゃり。色っぽさでは、数段、いや、十数段下の可愛い女性が立っていた。男どもの顔が、落胆した顔色に変わる。
これは、真里亞の失言だった。
「女子の着替えを覗くな」と言いたかったのだが、着替えの最中にクラスメイトを発見し、出た言葉がこれだった。
「キャー!」
「こら男子! 出て行きなさい」
なぜか、靏見さんまで追い出されてしまった。
「うー、ビックリした。栃原先輩の胸すごかったな」
「俺、今晩、寝られねーわ」
「俺、おかずに困らないよ」
「何の話? お昼ご飯?」
瀬戸山さんと秋山さんが帰って来た。
「ああ、ちょっと」
二人も、映研の上級生たちに囲まれて店に入っていった。
「驚いたね。ゴメンね。まさか、男子が休憩してるとは思わなかったのよ」
「ええ」
「まあ、こんな立派なバスト見ちゃったら、あの子ら今晩ねれないわね」
「罪なバストね」
「テッシューボックスを買ってあげないとね」
「「「あははは」」」
カラン! 扉を開けて、瀬戸山さんと秋山さんが撮影を終えて入って来た。
「何の話してるの?」
「おかずがどうとか?」
「聞いて、紅葉、葉月、 藤波たちが、わたし達の着替えを、そこに座って見てたんだよ」
「居るのに着替えたの?」
「そうよ、栃原先輩の着替えを、こーんな顔して四人で見てるの」
「真里亞も着替えてるのに?」
「そうよ、先輩ばっかし」
二人は、栃原先輩と真里亞の着替えているところを見比べて納得した。
「勇人達がおかずって?」
「ほら、ほら〜、今晩は二箱は使うわよ」「ヤダァ〜」
四人で表で待ってると、おれを呼ぶ声がする。
「箒の人! 箒の人! こっち来てください」
(出演モデルとの扱いの差が相当じゃねぇーか! 「箒の人」って、名前じゃなく仕事の役割だよ)
「ハイハイ」
「ここからカメラマンを乗せて、ここまで来て、ここまで進んで、あのビルの屋上まで飛んで、そのまま上空に」
「隣にドローンが飛んでいますので遅れないように。遅れると、あなた達が映ってしまうので」
と雑い指示をもらう。
俺の箒には、以前の失敗の教訓を受けて、自転車のロードのサドルとカブの荷台を付けてある。いつでも、瀬戸山さんと二人乗りが出来るようにだ。まさか、最初に男とする羽目になるとは。
カブの荷台は、オプションでクッションを付けられるので、箒に荷台をそのまま付けてある。なので、すでに空飛ぶ箒からは、違う乗り物になりつつある。
箒を出して、浮かしておき、荷台にクッションを取り付ける。
これで、二人乗り用箒の完成だ。
カメラマンが来たので、高所用安全ベルトを腰に巻かす。反対の一方は、箒に固定する。
俺が箒にまたがって、彼が後ろ向きに跨っている。背中の密着具合が気持ち悪い。
九月とはいえ、まだまだ暑いのに、男の背中が密着するとは、おぞましい。
エキストラ役の生徒が席に着き、魔女の扮装をした四人がやって来た。
栃原副部長の妖艶さが止まらない。長い髪のカール具合と言い、ブラウスから透ける紫の色合い。眼力の強い紫のアイシャドウ。赤い唇に紫の口紅が乗っている。胸の夕張メロンはさらに成長している。その彼女がこちらを向いて微笑んでいる。一体彼女は誰だ!
(あれ? 瀬戸山さんと蘇我さんが睨んでいる。俺は何もしてないよ)
(んん? 四人の顔が帽子の影で暗くなっている)
「桜木! 顔が帽子で影になっているけど大丈夫なの?」
「飛んじゃうとレフ板が無いからしょうがないんだよ」
走って来た桜木が説明してくれる。
俺は、サザンを憑依させ、親指の爪ほどの三角錐の照明を作った。
底面が光るのだが、サザンが作ったので相当明るい。底面より側面が長くフードになっており、横からは光が見えない構造だ。
帽子のつばの裏に二つ、箒の柄に一つ、一人三つずつ貼り付けた。明るすぎたので、桜木がトレーシングペーパーと言う紙で調節してくれた。
ドローンが浮上して、みんなパンケーキやらパフェやら好き好きに食べている演技をし出した。
俺も、箒を足がつかない程度に浮上させる。すると、後ろ向きにカメラマンが「うおっ」と小さく驚いている。
(大丈夫だろうな? 飛ぶんだぞ)
ドローンが徐々に車道の方に移動するので、ドローンの動きに合わして移動する。
「パパパパパパパパパ」カメラのシャッターを切る音が連続して聞こえている。
四人は、帽子を被り、箒を取り出して走っている。
車道の中央まで来ると向きを変え、箒にまたがった。
左前に栃原副部長、
右前に蘇我さん、
左後ろ、やや広がって秋山さん、
右後ろ、やや広がって瀬戸山さんの編隊を組んでいる。
栃原副部長と瀬戸山さんはお姉さん座りで、カメラの方を向いている。
蘇我さんと秋山さんが、文字通り箒に跨っている。
ドローンに合わせて高度を上げる。言われたビルの屋上の高さに向かっている。
四人も徐々に高度と速度を上げていく。
栃原副部長のキュロットスカートが膝上までめくれて、紫色のスパッツが見えている。しかし、これ以上は捲れない。
蘇我さんのチェックのミニスカートもはためいて、ピンクのスパッツが見えている。しかし、スカートの前ははためいていない。
ブックマークをして頂きました。
ありがとうございます。
面白ければ☆五つを、面白くなければ☆一つをお願いします。続きを読みたいと思ったら、どうかブックマークをお願いします。よろしくね。




