ギアス その34
「で、部長さん、副部長さん、貴方達の退部ですが、私の家の扉を修理してからにして貰えますか? ってか、修理が終わってからにして下さい。それまでは、部長として、責任を持って活動して下さい」
「??」疑問があるのか、理解出来て居ない顔をして居る。
「私の家の扉を修理する責任を果たしてからやめて下さい。責任は貴方達に有るのです。次の部長じゃありません」
「それまでは、魔法部の部長として責任ある活動をして下さい」
「県大会、出ようと、辞退しようと私には関係ありません。彼等の飲酒も届ける気は有りません。私には関係のない事なのです」
「彼等にギアスを掛けたので、私への被害はなくなったはずですからね」
とこちらの希望と意志を伝えた。
部長や他の部員からは感謝と謝罪をされた。
これで、やっと終わった。
俺は魔法部の部室を出たら、図書室に向かった。
街の図書館は自習すると怒られるが、学校の図書室は自習可能だ。
そういうわけで、途中、昼食に抜けたが、夕方まで勉強が出来た。
休日まで図書室に来るのは文芸部とか演劇部の資料探しぐらいだ。静かで集中出来るのだ。
下校時に、下駄箱迄来ると、瀬戸山さんと栃原先輩がいた。
「今、下校ですか?」と挨拶をする。
「ああ」
「んん」
と気の無い、何か含んだ返事が返ってきた。
(仲いいのかな? この二人)なんて考えて居ると、瀬戸山さんが栃原先輩に突かれて、俺の横に来て歩いている。
「あのぉ・・・。」瀬戸山さんが何かいい掛けてやめた。
「もう、ギアスは解いていいよ。辛かったでしょう。ああいう場では、『泣いて馬謖を斬る。』は必要なんだよ。黙っててごめんね」と俺は瀬戸山さんに謝った。
「うん」瀬戸山さんは俺の手を握って来て、一緒に駅まで歩いている。
この時期の日没は遅く、空はまだ青空だ。
駅前のハンバーガーショップに入ると、いつの間にか居なくなって居た栃原先輩が手を振って通り過ぎた。
中途半端ですいません。
次回より新章になります。




