第二章5〈第三島グラルツェッペン〉
"全てを終わらせる為″そう言って帝国軍と革命軍の戦いが始まって約二十年……物語は最終局面……″千年帝国・崩壊編″の序幕へと向かう
今度こそ全てを終わらせる為 時神空牙はそうつぶやいた。
<翌日・夜>
船で丸二日を過ごし、二日ぶりに地上についた俺は、船酔いでブルーになっていた。だから、早めに革命軍側が用意してくれた部屋に向かい寝た。
<未明>
「……んっ」枕が変わったせいか、あまり寝付けなく俺は起きた。
「寝れなかったのかい?」「……げ、」「その反応、君勘違いしてるね?アレは私の姉だよ、あの変態は」「姉?、じゃあ君は?」「シュルム・ゲシュタルト第三師団・第二部隊・隊長、君の部隊の長さ」と言った。シュルムは、「ねぇ、君裂空さんの息子なんでしょ?」「……そうみたい」「強いらしいじゃん」「まぁそれなりには、」「私強い相手と戦うの好きだから相手してほしい」「……え?」「あぁ……ちなみに寸止めね、本気で来てね」「……はい」と言って、鞘から剣を抜いた。「その構え裂空さんに似ている、……これは期待できそう。」とシュルムはニコニコになっていた。
<一時間後>
「……ハァ、ハァ、」「んー悪くないけど、弱いね、剣の筋は悪くないけど……全体的に戦い方の効率が悪い、君よくそれで″戦帝″に買ったね……もしかして隠してる技で勝ったのかい?」「……」「図星か」「君の本気を見せてくれ……」「……分かりました」剣を鞘にしまい、居合の構えになり、荒れた息を整え、単純な殺気を飛ばし、剣を鞘から抜いた。「……奥義 時空天断」
▽
「ハァ、ハァ、……凄すぎでしょ、全く太刀筋が見えなかった。あれが君の本気か、」「……」「その反応、やっぱり父はこの技じゃなかったんですね。」「……そうだねーーー、裂空さん、は炎穿刃ノ型を使ってたはずだよ……」″炎穿刃ノ型″俺が使う炎牙ノ型の上位互換に位置する型やっぱり、父からは″火の力を継承した″らしい「シュルムさん、もう一回お願いします。
<朝>
「……」「二人共どうしたん?あっ、もしかして徹夜でイケナイ事を……?」「うるせえよ」二人でフラウを投げ飛ばし朝ごはんを食べた。
革命軍精鋭部隊エンナイト、三十二区・アジト″ヒューゲマリア″地下十階ある施設だ。全師団(七師団・七十部隊・四百二十人)の寝床は地下十階~五階にあり、それより上は全て、武器庫など、戦争の為の施設になっており、娯楽施設がない……為、暇になる。やることがないのが大きな理由である。
「……今ごろ何してるんだろう……」と最愛の人に投げかけた。




