再開
「みどり様、目を覚まして!」
誰かが呼びかけている。みどり?わたしは瑩です…ああ、そうか、ここは本の中ですね。また来たのか?赤彦さんはわたしを元の世界に送ってたはずじゃないのか?そこで…無月さんと楽羽に会ったけ?
目を開ける間にいろんなことを思い出した。そこで、無月さんの緊張を解けた微笑みを映った。
「無月さん!あなたも戻ったのか?」
「覚えていますか、瑩さん?あなたは赤彦さんに元の世界へ送った。」
無月さんはいつものように優しい声で言った。
「そこで無月さんに会いましたね。無月さんも戻ったのか?」
無月さんは頭を小さく揺れて否定した。
「わたしは瑩さんと繋がっています故、同じ空間に行くことになりました。」
一生懸命でそれを理解しようとしたが、失敗したことを表情でばれた。もちろん、無月さんはそれを見落とす事がなかった。
「わたしがいけなかった。瑩さんはわたしを信じて知ってることをよく教えてくれたのに、わたしは全てを晒し出すことについて迷いました。」
無月さんは言いながら俯いた。
「えっと、つまり無月さんはわたしに隠すことがあるの?うっむ、別にそれはそれでいいですよ。わたしは誰を信じるのはわたしが決めること、相手にそれに値する信頼を頂戴なんて言わないよ。みんな信じたいものを信じればいい。」
「瑩さんは人良さ過ぎ或いは無関心過ぎ、どっちですか?」
無月さんはわたしをまっすぐに見つめて、瞳を通して答えをさがそうでした。わたしは誰かと見つめ会いことは少ないので、微笑みを返すことしかなかった。無月さんは目を逸らすことはしなかったことをどうしようもなく、慌てて質問を投げ出した。
「無月さんはわたしを連れ戻したのか?」
「いいえ、わたしではありません。」
「まさか、楽羽がやったのか?いやいやいやいや、ありえない。ああ、そうだ。どうして無月は楽羽を見ると身を隠したの?」
無月さんは微笑んで解釈しました。
「瑩さんは誤解しましたよ。わたしはただあなたの安否を確認したくて会いに行きました。」
「そうですか。実は、あの時、無月さんのことを記憶に残されていなかった、だから認識できなくて…」
「分かってます。」
「あの、先の話に戻りますね。わたしたちの繋がりってどう言うことですか?」
「ずっと黙ってて本当に申し訳ありませんでした。今から、全部教えます。」
無月さんは頭を下げて詫びたと、直ぐ本題に入った。
彼によって、茶会にはたくさんのテーブルがあって、わたしたち参会者は自分を着けた同じテーブルの人しか見えないことになります。そして、各テーブルに控え人という役があります、その人は本のキャラになれなくて、ただ部外者として物語を送ることが役割ということになります。
「どうして控え人が必要ですか?無月さんの説明によりますと、その役は読者と同じ、ただ本を読んでいるだけ、結末などに何も影響を与えることができないじゃんないか?」
「いい点に気付きましね。実は、控え人は物語の流れに関与できなくても、参会者たちとは関わっています。」
「それはその繋がりですね?何の意味あるのかな?あの、控え人って誰が選んだの?」
「何回物語が完了すると、控え人になり資格が得られます。後で本人意志で決めること。」
「無月さんはどうしてあんな選択をしだの?キャラとして物語を変えることもできるのに、控え人がただ見てるだけ、面白くないじゃないか?」
無月さんは声を出して豪快に笑った。こういう展開は予想外でした。
「瑩さんは若いだから、ものことを変える力を持つのは方がいいという考え方を持ちますね。それはいいことです。」
なんか上手く誤魔化された気がするな。
「実は控え人も権力があります。それは本とチームの選択にあたります。」
「やっばり無月さんはわたしたちを選んで、この本を与えたんじゃん?」
わたしは口を尖らせ呟いた。
「それは否定することはできません。」
突然、あることを思い出し、考えもなく口に出した。
「無月さんの鏡に映った顔は本人と違います、どうしてですか?それに、あの異変が会った日、無月さんは憑依された様子でわたしに『この人は危険だ』とか言ったことがありましたね。」
無月さんの顔暗くになったのは目に浮かんだ。しばらく会話はとたれた。
「もし、今度また同じようなことがあったら、わたしの正体を赤彦さんに言ってください。」
やっと平静な声で言い出した無月さんの言葉聞いて、夢の中で赤彦さんとの会話は蘇った。無月さんに隠す必要がないと判断して、わたしは口にした。
「実は、赤彦さんは既に気付きました。」
無月さんは驚いた顔でわたしを見つめた。突然、彼はわたしに背を向け歩き出した。もう部屋を出ようと思ったが、彼は立ち止まって、また振り返し、わたしに向けて口を開いた。
「話の続きをしよう。」
!?
無月さんの微かな笑みを浮かべた幾分真剣な顔を目の前にして、大学時代結構気に入った教授を連想された。待ってよ、よく見たら、似ているかも…
「控え人は本の中に存在しないが、本人の顔を使えるのはもちろん問題がありません。別の顔を使ってもいいという明白なルールはないが、禁じることでもありません。」
「別の顔って、無月さんは誰の顔を使っていますか?」
「わたしの顔。」
「はあ!?いやいやいや、鏡に映ったのは明らかに違う顔ですよ。」
「それについて、わたしにも…」
どうやら無月さんも説明できないらしい。
「あの、一冊の本にたくさんのキャラがある、だからそこに幾つのチームが関与していると理解してもいいですね。」
「問題がありません。」
「一人の控え人は複数のチームに参加できます?」
「できません。」
「それなら、一冊の本にチーム数に等しい控え人もいますね。」
「その通りです。」
無月さんは頷いて肯定した。
そう言えば、無月さんはこれらのルールをわたしに教えて大丈夫かな?口にして聞き出したら、彼は笑みを深め、「わたしも初犯ですから、わかりません。」とだけ言った。
「何か控え人を洗い出すコツがありますか?」
「運が良かったら、ほかの同業も瑩さんの目で現れ自白するかもしれません。」
つまり、特定できないことね。
「瑩さんに影響され元の世界に飛ばされた時、ほかのメンバーも同じ体験をした。」
「ええーそんな大事なこと先言えよ、無月さん。つまり、みんなも一度本から離れたね。無事に戻ったかな。ここでどっちかな、赤彦さん側?冬弥さん側?」
その時、ドアノブを曲がれる音がした、ゆっくり開いたドアから冬弥さんが現れた。いいタイミングでわたしの疑問を解けた。
わたしに微笑んで挨拶してから、冬弥さんは無月さんに向け、口を開いた。
「無月さんは控え人ですか?」
「そうです。」
「瑩さんはいつ自分のことを思い出したのか?それとも、最初から?」
「ああ、はい、ハロウィン経路で来たから。」
何の前触れもなくいきなり本題に入る、なんか親切を感じますね。
「将矢さんも一度元の世界に戻った?」
「ええ、その時はまだわからないことだらけの状況で、こっちに戻ったら、全てを思い出した。自分のことも含めて。それを検証したくて、一番身近くのきみに当たってみたかった。突然、瑩さんの顔を目に浮かんだ、向こうの鏡に映ったのはいつものみどりの顔でした。瑩さんは最初から自意識を持つなら参考になれないな。」
「要するに、あなたはクリスマスから来た人もこの一時の突発事件の影響で本人のことを記憶したままでここに戻ったことを証明したいのですか?」
「うん。」
「将矢さんは思い出したら、情報共有しよう。」
わたしは目で無月さんの同意を求めた。向こうは優しく笑って頷いた。
そこで、今まで手に入れた情報とほかのメンバーのことを簡潔に将矢さんに説明した。
「そう言えば、無月さんはどうしてここにいますか?」
わたしも同じ疑問を抱きながら将矢さんと同時に無月さんに目を向けた。
「わたしにも…」
何か大事なことは忘れた気がする。ああ、そうだ!
「今、どういう時点ですか?わたしは赤彦さんに強制退場されたはず、こっちは何か起こったことがある?」
「僕もそれを確かめるため、アジトへ行くつもりだった。」
突然、ゆきみさんのことを頭に掠れて、わたしは唐突に言い出した。
「将矢さん、わたしは赤彦さんがこっち側消えた後にみどりとして蘇った。その前は別の人がみどりの役を…」
「分かっています。僕は冬弥として、あの子と恋に落ちたのは事実でした。」
将矢さんは目を光らせ明るい笑顔で
言った。




