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【更新停止中】一日一話三十分  作者: 針野 あかうめ
八週目 世界観:ローファンタジー お題:攻略者
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五日目 少し過去の話


 ケレス暦275年7月12日午前2時25分。

 火刃国首都カレツにて、突如災害級モンスターが暴れだし、都市は半壊。世界防衛連盟(以下、世防連)はカレツ中心部から半径10kmの立ち入り禁止区域に設定。その後Sランクパーティ、マチカドに要請し、マチカドは要請を承諾。


 午前4時42分。マチカドが現場に到着。魔封嵐により電子機器の使用不可。世防連により侵入不可の結界を確認。戦闘終了まで結界の外にて待機する。


 午後9時58分。戦闘終了し、災害級モンスターの死亡を確認。マチカドの影身気炎、雷撃瀟洒の重傷を確認。尚、かねてより姿の露出を避けていた聖花崩拳の撮影に成功。


〖黒髪に青目のボロボロの女が、担架によって運ばれている二人の男を追っている場面が遠くから撮影された写真〗


 マチカド撤退後の偵察中、崩壊したビルの一角に禁忌の残滓を確認。大きさと性質から推測するに、例の盗難品の使用された後と思われる。これより残滓の追跡を開始する。


 ***


「相変わらず、真面目な奴だ……それに、一つ目の依頼を達成してくれたか」


 連絡端末を閉じ、天を見上げる。それは、年頃だというのに、子供のような言い訳で家を飛び出した娘への呆れからくるものだろうか。

 まさか、ずっと探していた娘が攻略者に……それもSランクになっているとは。血は争えないと言うべきか。私としては生きているならば何処で何をしようとも構わない。しかし、父上が知れば直ぐに権力を使って登録解除をするだろう。


「また家出したら、今度は手伝える様にしないとな」


 娘が再び家出する前提で考えてしまうのは、母親の性格に似ている証拠だろうな。


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