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第3回 【 『異世界』にようこそ [ 塔の頂から天の声が響く ] 知らない世界という違和感 】
「「なんじゃこりゃああっっ!!!」」
一気に立ち上がって叫ぶ事で、体を動かす事と声を出す事が実感できた……が。
勢い余って『つるり』と体が浮いたので、反射的に体や首を曲げて頭を守る。
ただ三頭身の体に馴染みが無い私は、後頭部への一撃を避けらそうにない。
体を包む薄赤色の『ぬるぬる』が衝撃を逸らして、実質の痛みは軽度。
それでも勢いのままに体の至る所を打ち付けたから悶えて泣きそう。
あらゆる感覚から生きている実感を得られたけれど分からない。
自分の状況が何一つ分からない。
正確には『分かるけれど納得のできない情報量』が多過ぎる。
それでも感覚的に『生きている』事は間違いないので喜ぶべきなのだろう。
整然とした教会で、素っ裸で騒いで暴れ、周囲から驚かれて注目を浴びている状況。
……『喜んで良いのか』も分からない。




