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第2回 【 『異世界』にようこそ [ 塔の頂から天の声が響く ] 知らない世界という違和感 】
「『復活』、おめでとうございます」
はいはい、ありがとうございます。
女性の柔らかい声が聞こえて、少し『ほっ』とする。
他にも周囲に数人いるようだが、馴染みのない声の響きばかり。
しかも、誰もが『着ぐるみ』のような三頭身ぐらいしかない姿。
こんな『着ぐるみ』に起こされるなんて、初めてのサプライズ。
そんな私も、素っ裸で、手足も短くて、まるで三頭身みたいだ。
……ちょっと待て。
私は三頭身だった覚えはないのだが、私の記憶が間違っているだろうか。
若返りで小さくなった……いや、こんな会話を赤子はしないだろう。
それに『復活』って、聞き馴染みのない言葉が聞こえたのだが。
普通は冗談でしかないが、見渡すと此処は教会らしき場所。
差し込む光で十字架とステンドグラスが映える教会で『復活』って。
これが寝起きの私にとって、冗談以外に何だというのだろうか。
全く考えが纏まらないが、一言だけ聞いてほしい。




