情報収集
階段をゆっくり降りていく。さすがに気配遮断があっても、暗闇は怖い。
階段の下は真っ暗だ。もう誰も起きてるやつはいなさそうだし、ランタンでもとってくるか。
まてよ。
普通、地下が暗いなら、ランタンとか入口に置いてあるよな。もしくは、階段の下らへんとか置いてあるはずだ。さっき、入口近くには、何もなかった。
やっぱり、階段の下まで、降りよう。どこかにランタンがあるはずだ。手探りでいいから探し出そう。
階段を降りきった。とにかく何か、机とかを探そう。やっと目が慣れてきた、机ぐらいなら見えそうだ。
周りを見ると、机があった。
意外と小さいな。手探りで探していくと、ランタンがあった。
マッチとか必要なのかと思っていると、ボタンがあり、押したらついた……………
魔法でもかけてあるのだろう。
あたりを照らしながら、進んでいく。気配感知を常時発動しているが、誰も、近くにいないみたいだ。
気配感知は思っていたよりも、範囲が広かった、おそらくこの城の中の人なら、どこにいるかわかる。
あった。書庫を見つけた。
本が大量に並べられていて、床にも積み上げられている。書庫で間違いないだろう。
思ったより早く着いた。まだ時間はある。あんまり本に集中していると、気配感知があっても、人が近づいてきたことに気づかないかもしれない。
ゆっくり歩いて、棚の近くで止まる。上を見上げて、左から順番に本の背表紙を見ていく。この世界のことは、どういう種類に分けられるんだろうか。
世界の理…………
理科とか、物理なんてなさそうだ。
また、背表紙を順番に見ていく。
すると、「世界の基本」というタイトルの本を見つけた。とりあえずこれを読んでいこう。
まず1ページ目からだ、異世界の文字は、よくわからないが、勇者だからか、頭が勝手に翻訳する。
※
ずいぶん読んだ、もうすぐ読み終わる。
時間は……………
腕時計を見ると、11時半ぐらいだった。この世界の時間が元の世界と同じで本当によかった。まだ1時間半しかたっていない。行動時間も含めれば上出来だ。
読み終わった。とりあえず、この本の情報を整理しよう。
まず、職業からだ。職業の種類は、無数にあるらしく、新しい職業が発見されることも珍しくないらしい。基本的な、職業は、戦士・槍兵・剣騎士・弓兵・魔術師……………。
めんどくさい。もっと簡単にまとめると、魔法を使うやつらは、魔術師だけだ。賢者っていうのは、例外で、結構珍しく、前も考えた通り、魔術師の上位互換らしい。
回復術師っていうのもあったが、あれはこの世界の職業のはずれだ。
あとこれは結構驚いたが、この世界の職業は、まれに変化するらしく、人によっては、魔術師から賢者にと、上位互換に変化することがあるらしい。
次だ。この世界の歴史上では、最強と言われた職業が何個かある。その中には、暗殺者があった。これはかなり驚きだった。暗殺者の職業だったのは、歴史上で、一人だけだったらしい。
俺は、選択ができたから、暗殺者にしたが、これは他の人に言ったらとんでもないことになるな。
他にも、最強といわれた職業があったので、あとで俺もステータスから選択するか。
この本は、もう少し覚えられるまで読んでおきたい。持ち帰ろう。一冊ぐらいならばれないだろう。
ん
気配が一つ、地下に向かっている。夜の見回りの兵だろう。




