異世界
なんだろうか。すぐ近くで誰かが言い争ってる。もしかしてもう授業が始まっているのだろうか。俺は、すぐに目を開けて周りを見た。
は?どういうことだ?ここはどこだ?俺はまだ夢のなかにいるのか?
周りには、兵士が俺達を取り囲むように立っていた。そして、その奥にある、大きい椅子に一人、少し痩せ気味の気分の悪そうな男が座っていた。その男は清潔感のある茶色のローブを纏い、白い髭を蓄えた老人だ。どこかの時代の王のコスプレでもしているのだろうか?
とりあえずわかっていることとしては、俺のクラスである2-Dのクラスメイトが全員ここにいるってことだけだ。他のクラスはどこにいるんだろうか。
とりあえず情報を集めるため、聞き耳をたてる。
「ここはどこだよ?俺達の昼休みどうしてくれんだよ!」
「ここが、ヴァン王国?ふざけんな冗談も程々にしろよ!」
クラスの問題児である田崎が、 なにやら王らしき人に罵声を浴びせている。
ヴァン王国?いったいなんのことだろうか。
「落ち着け田崎」
そう言ったのは、クラス序列最上位の和田だった。
「そう怒鳴っても意味がないだろ。一旦落ち着け、とりあえずここに俺達を召喚?した理由を聞けばいいだろ」
さすがに成績トップなだけあって、頭がよく働く。まあ田崎が馬鹿すぎるだけだと思うが。
やっと王らしき人が喋りだした。
「最初に名乗らせていただく。我はヴァン・アルバートこの国の王だ。先ほど言ったようにこの国はヴァン王国だ。そなたらをここに呼んだわけだが、はっきり申すと、魔王を倒してもらうためだ」
俺には何を言ってるのか理解できない。
まさかここが異世界というわけではないだろう。そんなもの漫画や小説でしか知らない。誰もが一度は憧れるであろうあの異世界だ。なにより根拠がない。もしあの王様が魔法でも使えるのだったら話は変わってくるが。
「城の地下にあった文書によるとそなたらは、異世界から来たということになるのだがあっているかの?」
「どういうことですか?ここは、日本ですよね?」和田が率直な疑問をぶつけた。
「ニホン?それは何だ?」
本当に、異世界に来てしまったのかもしれない。だがまだ確証は得られない。
「ニホン?というのは場所の名前かの?つまりそなたらの、いた場所ということだな」
和田は頷く。
「では話を続けさせてもらう。我が見た文書は、勇者を召喚する魔法だった。そこには、魔王を倒すべき時が来たときに使えと書いてあったのでな。今使ったまでだ。そなたらは勇者ということだろう。」もうわけがわからなくなってきた。
「だいたいわけはわかりました。とりあえず私たちにこの世界について教えてくれませんか?」この話についていけるらしい和田が、王と話している。
「みんな聞いてくれ、俺達はどうやら本当に異世界に来てしまったらしい。今から王が魔法を見せてくれるらしい。」
続きを書くのに時間がかかると思いますがよろしくお願いします。




