表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
カストラート 〜傾国の歌劇(オペラ)〜  作者: nhhtn
実家編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

20/235

僕の反省と終わらない脳内会議


((……うーん、ジュリアス、めちゃくちゃ怒ってるなぁ。優秀で模範的な貴族であるあいつからしたら、僕が推薦枠を蹴ってまで目立つ真似をしたのが、どうしても許せなかったのかなぁ……。次期当主の立場としても、僕みたいな爆弾娘(男だけど)が厄介事を持ち込むのはお断りだよね。やっぱり、今回は流石にやりすぎちゃったかなあ……))


殊勝に反省する僕の脳内で、『私』がケラケラと腹を抱えて爆笑している。


『ちょっとカース、あのアホ面見た!?あいつ、「兄上は修道院送り」って確信してたのに、完全にプライドをズタボロにされて悔しさで顔が引き攣ってるわよ!最っ高!ザマァないわね!』

((こらこら、淑女がそんな品のない言い方をするものじゃないよ?ジュリアスはこれからこの家を背負うんだから、僕が勝手な行動をして怒るのも当然さ。……でもまぁ、これで僕の王都行きを邪魔するものは、名実ともに誰もいなくなったね))


僕の脳内という、絶対安全圏からジュリアスを煽り散らす『私』を嗜めていると、父上の忌々しげな声が執務室の静寂を破った。


「――ふん、まぁいい。結果として、我が家から音楽院の特待生を輩出したという事実は、宮廷への良い聞こえになる。お前のその身勝手な行動、今回は不問に処す」


父上は特待生の合格通知書をこれ以上ないほど大切そうに引き出しへと仕舞い込みながら、最後にもう一度僕を睨みつけてそう告げた。ツンデレか。


「ありがとうございます、父上。それではさっそく、入学の準備をしてまいります!」


こうして、実家のドロドロした陰謀を綺麗さっぱりスルーしたまま、僕は最高に晴れやかな気分で自室へと戻るのだった。

待ってろよ、王都!

僕たちの本当のステージ――歴史を塗り替える天使の伝説は、ここから始まるんだから!


少しでも面白い、続きが気になると思ってくださったら、ブックマークや評価(☆☆☆☆☆)で応援していただけると大変励みになります!

基本毎日更新です。

今後もよろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ