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第七話

「なんでいんだよ…」


一年ぶりに姉ちゃんが家に帰ってきていた。

この一年間連絡もよこさないでどこでなにをしていたのやら…


「お姉ちゃんが帰ってきたっていうのに、その反応はないんじゃないのっ」

「いてっ」


いきなり俺の頭を殴った。

姉ちゃんはいつもこうである。俺が悪口やらを言うとすぐ殴ってくる。

といっても、善悪ははっきりしていて、悪口以外はだいたいじゃれて殴ってくるぐらいだ。

じゃれで殴るのはどうかと思うが…。第一これは悪口とかじゃねえ。


「だってそうだろ。姉ちゃんこの一年間一回でも連絡よこしたか…」

「寂しかったの」

「ちげーよっ。けどな…」

「でも…」


これだけはちゃんと言っておかないと…


「心配してたんだぞ。親父達も俺も…」

「ご、ごめん…」


姉ちゃんが謝る。

悪い時はちゃんと謝る素直なとこも何も変わっていない。


「ま、なんにも変わってないから安心した」

「それどう言う意味っ」

「ぐふっ」


ボディに強烈なのをおみまいされた。

せめてこういうとこは直してほしいのだが…そう言えば・・・

「姉ちゃん、光道って人しってる」

「えっ…」


姉ちゃんが狼狽える。


「今日きた転校生になお名乗ったらそいつから姉ちゃんの名前がでたから、知り合いかなって…」


あいつとの関係が気になった。

もしそうなら姉ちゃんもあんな人殺そうするようなことをしているのかもしれない…


「え、ええっと…それは…」


姉ちゃんがどもる…。なにか関係が・・・

ピリリリリリリ…


姉ちゃんの携帯が誰もいない玄関で鳴り響く。


「うっと、電話鳴ってるからこの話はおしまい。じゃねっ」

「ちょっとまてよ…」


姉ちゃんは自分の部屋に行ってしまった。


仕方が無いので夕飯を食って風に入って寝ることにした。



―Side ミナ―


『こちら光道。副長にご報告があります』

「あなたどういうつもりっ」

『なにがですか』

「活生に私の名前も出したことよっ」


私は光道を問い質す。一応一般人である活生に私の名前を出すことは非常識にもほどがある。


『身元確認のためです…』

「身元確認…どういうこと」

『その前に、私は目標を見つけました。逃げられましたが…』

「接触があったの。やっぱりここにいるのね・・・」

『そのあと私は愚狼と戦闘をして、彼はそれを目撃しました。ですので記憶の消去をしようと賢術を使ったのですが、弾かれてしまいました。

最終手段として殺そうとしたとき、彼は自分の名前を口にしました。その苗字が副長と同じだったので関係を問うたら姉といったのです』

『賢術を弾いたって…、活生は魔術との関係はないのよ』

『わかりません。ですが事実でこの目で見たことは確かです』


ありえない…。うちの家系は魔術に関しては並みの普人を凌駕するのはわかる。けど…


「…それでも名を出すことは迂闊だ」

『すみませんでした』

「もう休みなさい。学校あるんでしょ」

『わかりました。失礼します』

「お休み…」


通話が終わりもう一度活生について整理する。


確かに我が家は魔術に長けている。

父達は昔、私の所属する普界(ふかい)と呼ばれるこの世界を他の世界からの干渉から守っている政府公認の特務機関『国家特殊調査部隊』通称ジェネラルの第四部隊の副長とその補佐をしていたぐらいの実力者であり、

父に関しては古くから歴史のある組織のなかでもかなりの実績と実力と権力を持つ特普五家(とくふごけ)の中でも最強の謳われる間道家の出である。

そしてその力は私にも遺伝している。だから活生に遺伝していてもおかしくはない…


「今度活生の体を調べてみようか…」


睡眠薬でも飲ませて第三部隊にでも調べてもらおう…


「さてと…」


私は夜の世界に行く準備をする。


目標をさがし、まだ心の内にある不安と一緒に排除するいために…


―Side Out―




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