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ヴァイオリン

巡回中の教師が来たようだ

「おい、そこに誰かいるのか?」

部室に入ったが誰もいない

「なんだ気のせいか」

教師が戻り、泥棒は隠れていた場所から少し離れた

「なーんてね」

教師は何故かフェイントをかけていた

「あ」

泥棒と目が合ってしまった

「…もしかして」

「…」

「泥棒?」

「チガイマスヨ」

「ぎゃぁー!泥棒!」

泥棒は持っていたナイフを教師に突きつけた。教師は手を上げた

「おい、金目のものはないのか?」

「今はない。強いて言うながら楽器倉庫の楽器たちは高価な物だ。売ればいい額になる」

「そうか、連れてけ」

教師は頷き、泥棒を楽器倉庫に連れていった

「こ、ここです」

教師は鍵を開けた

「どれが1番高い?」

「ヴァイオリンとかですかね…」

「そうか」

泥棒は倉庫の中で一際目立っている楽器の近くに寄った

「なぜ、これだけガラスケースに入ってる」

「このヴァイオリンは、先代の理事長のお気に入りでして…」

泥棒は目を光らせた

続く

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