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もう…無理
「…まだ気づいてないみたいだね」
「なんのことで」
「どうしても戻りたいの?」
「はい!」
「じゃぁ、今から言うことを信じるんだ。そして誰にも言うな」
先生は怖い顔つきで言った
「なんです?…」
「ここはきさらぎ駅…君ならわかるよね」
「はい…オカルトでは有名ですよね」
「きさらぎ駅は線路をたどると戻れるとか言ってるけど、一生戻れない」
「どうすれば…」
「きさらぎ駅は死者が乗っている電車が着く駅だ」
「え…じゃぁ、僕は」
「君は今朝、電車の事故で今意識不明だ」
「まだ!死んでないんですか」
「駅にとどまっているということは、まだ生きる希望はある」
「どうしたら良いですか?」
「君は駅のホームから見て右側から来たみたいだね」
「はい」
「ごく稀に、左から電車が来る。もしその電車が青だったらすぐに乗って!」
だが待っても電車は左側からは来なかった
続く




