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ただ純粋な、  作者: 横山裕奈
チェス編 第四章
46/262

44 判明

「3人はもう死んでた。でもそれ以外の32人は、全員見つけたよ。時間かかったね。ごめん」

「たかが1か月半でよくまぁ32人も見つけたわね。……ああ違った、操り人形の手柄ね」

 リサに向けてパチッとウインクする。

「部下の手柄は全部私のだよ」

「部下っていうか……手下じゃないかしら?」

「っていうか、奴隷だよね?」


 ラーフの言葉に、リィ以外の全員が吹き出す。リィは少しだけ口元を緩ませた。

「リィ、ほぼ表情同じなんだけど? 前に潜入したときみたいに笑いなよ、ジェフ」

「うるせぇぞジョシュ」

 人を殺せそうな目線で睨まれた。ああ、黒歴史? あれ黒歴史なの? へぇぇぇ~?

「あんたら死にかけた思い出をよく平然と語れるわねー」


「……で、標的は?」

 パーシーの言葉に全員が我に返る。そして何事もなかったかのように、私は話し始める。

 さっきから真面目にお仕事してたよ? シテタンダヨ。

「徒党を組んで国家転覆を〜って言ってたでしょ? その通りでさ、不定期に決まった場所に集まるんだよね。会議かな?」


「場所は?」

「えっと、」

 場所を言うと、リィはニヤリと笑った。わぁ珍しい。明日は銃弾でも降るかな? それともナイフ?

「一気に殺せるじゃねぇか。手間が省けていい」

 それに、と私が後を引き継ぐ。


「そろそろ、暴れたかったんだよね」

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