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CODE: FANTASISTA(コード:ファンタジスタ)  作者: ZONO


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第6話:隔離病棟の亡霊(4/4)――「亡霊の解放と1位の真意」

1. 崩壊する聖域

レイジの「灰色の領域」が瀬戸アキラ(零)を縛るシステム・コードを中和した瞬間、隔離病棟全体が激しい演算エラーによる物理崩壊を始めた。天井から無機質な破片が降り注ぎ、再調整中だった九条、風間、リアを収容したシリンダーが強制排出される。


「……ハァ、ハァ……。ったく、死ぬかと思ったぜ……」

意識を取り戻した九条が、ふらつきながらシリンダーから這い出す。続いて風間が、そして最後にリアが、自分たちの「敗北」というエラーを抱えたまま、再調整されることなく現実へと帰還した。


2. 招かれざる「1位」

出口へ向かおうとするレイジたちの前に、再び白鷺 迅が姿を現す。だが、今回はホログラムではない。実体としての彼が、崩れゆく通路の先に静然と立っていた。


「アキラの呪縛を解き、さらにはシステムによる『部品化』さえも拒絶したか。九十九黎士、君は私たちが想像していた以上の『猛毒』だ」


白鷺が手をかざすと、崩壊していた壁や床の破片が空中で静止し、完璧な幾何学模様を描いて再整列する。それは零の「再定義」を遥かに凌駕する、「世界の法則そのものの掌握」。


3. オラクル・ゼロの真の目的

「なぜ邪魔をしない? あんたなら、ここで俺たち全員を消せるはずだ」

レイジの問いに、白鷺は薄く笑った。


「消す? まさか。私は待っているのだよ。システムが完成し、この歪んだ世界が『再起動フォーマット』されるその時を。君のその灰色の右腕は、再起動に必要な**『最終的な例外処理ラスト・エラー』**そのものなんだ」


白鷺の言葉は、レイジがシステムを壊しているのではなく、むしろシステムの完成を「手伝わされている」可能性を示唆していた。


4. 決意の脱出

「御託はもういい。……俺は、俺のロマンを邪魔するもんを殴るだけだ!」

レイジはアキラを背負い、九条、風間、リアを促して走り出す。背後では、隔離病棟が巨大な重力崩壊を起こし、虚空へと消えていった。


地上に戻ったレイジたちの前に広がるのは、夕闇に包まれた学園都市。しかし、その空には見たこともない**「巨大な演算数式の雲」**が渦巻いていた。

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