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第七章 捜査開始〜長谷視点-自宅・パソコン前〜
夜。長谷はカーテンを閉め切り、机の上にはノート、コーヒー、そして点滅するモニター。
捜査から外れたネット上の“闇”を追う、長谷の独自調査が始まっていた。
辿り着いたのは、過去ログの海に沈んでいた掲示板。
『【実話】死んだ男が“還ってきた”って話、マジで聞いたことある奴いる?』
『氷の箱から出て、名前も記録もなかったって…あれ、今思うとやばくね?』
『“J”って呼ばれてた。誰かがそう言い出して、それが残っただけだって話。』
日付は15年前。いくつかの書き込みは削除されていたが、一つだけ保存されたスクリーンショットが残っていた。
『遺体安置所の技師だった。あの晩、確かに確認した。死んでた。冷たかった。
なのに、翌朝、遺体は消えてて……“内側から開けた跡”があった。
あれは……人間じゃない。戻ってきた。自分の足で……』
長谷はメモを取る手を止め、画面を食い入るように見つめた。
「この書き込み……署の記録と一致してる……」
そして、もう一つ。
スレッドの中で語られていた言葉が、加納の記録と重なる。
『“還ル”。それだけ、繰り返し紙に書いてたって……。意味はわからない。けど、そう書いてた。』




