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 朝ご飯は、雑穀ご飯に、焼いたお魚がのせられた三姉妹のスープ、人参のサラダとくだもの盛り合わせ、山羊ミルクと山羊チーズ、だった。

 人参のサラダうまい。いい香り。で、三姉妹のスープに焼いたお魚、めちゃくちゃあう。

 このお魚、なんだろう。川魚だと思うんだけど、焦がして皮をはいである。ピラニアとかそれ系かな? お魚と豚肉の中間くらいの食感で、味は太刀魚に近い。

 とにかくおいしかった。こっちで、というか、荒れ地に近ければ近いほどお魚はなかなか食べられないので、嬉しい。

 ヨヨはアボカドを切って、シシに食べさせてあげていた。シシは猫なで声を出して、ヨヨに顔を近付ける。キスをねだっているらしかった。

 もしかしたら、シシはヨヨが好きなのかもしれないな。だから、ひとりでさがしに来たのかも。だとしたら、とても可愛いし、勇気がある。

 ヨヨが笑うみたいな声をあげて、軽くシシに口付け、シシの頭を撫でていた。ヨヨもシシをいやがってはいないようだ。


 食事が終わって、俺は歯を磨いた。そのあと、ユラちゃんにひっぱられて歩く。厨房の手前まで来た。ここでお弁当をつくってもらっていたみたいで、銀色のワゴンががらがらと出てくる。その上には、サンドウィッチらしいものの包みが、幾つものっていた。

 ユラちゃんが収納空間をひらくような動作をするので、包みを収納した。ユラちゃんは満足そうにふんぞり返る。

 お弁当を収納すると、外へ出る。前庭にはすでに馬車が待っていた。ダストくんがサーダくんを高い高いしている。どういう情況?

 ダストくんがサーダくんを放り投げた、と思ったら、サーダくんははばたいておりてきた。それをダストくんがうけとめる。ふたりともめちゃくちゃ笑っている。成程、ダストくんがサーダくんを放り投げ、サーダくんが飛ぶ、というのを繰り返しているようだ。仲好いなあ。ていうか、華奢なほうといえ男の子ひとりをあれだけの高さまで放り上げるダストくんの腕力よ。

 ネクゼタリーさんが微笑みでふたりを停めた。サーダくんがくすくすしながら逃げていき、ダストくんも笑いをこらえきれない様子で御者台へあがる。

 ユラちゃんが苦笑いになっていたが、いやそうなものではなかった。

 みんなも、荒れ地が遠くなる程に、落ち着いていっている。


 馬車は今日も、一定の速度で走る。ほーじくん達が俺の伝えたいことを理解してくれているのなら、今日、井に辿りつく筈だ。

 井に辿りつけば、問題は小さくなる。

 なくなる、とは云わない。


感想ありがとうございます。はげみになります。


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こちらも宜しくお願いします。 ループ、あの日の流星群
― 新着の感想 ―
[良い点] 三姉妹のスープ、何か読み逃したか忘れたかと思ったら普通に料理名だったφ(.. ) 何mも投げたり跳んだり出来る奴らの遊び?は豪快だなぁw
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