表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3994/6874

3851


 ヨヨが封印されたのがどこか、ほーじくんは覚えてなかったし、ヨヨはくわしく説明できなかった。っていうか、その前に俺が言語:異世界をロックされたので、訊けていない。ヨヨ自身がはっきり覚えているとしても。

 もし、シシがヨヨの群れのニーバグだとしたら、どうしてあんなところにひとりで居たのかが謎だ。

 ヨヨの群れがそもそもこの辺りにあるのなら、あんな、群れからはぐれてやつれました、みたいな様子にならないだろう。ヨヨを捜索するにしたって、ひとりきりじゃなく、三・四人でひと組になってさがすと思う。だって、ヨヨが行方不明になっているのだから、警戒するだろう。

 それとも、ひとり居なくなったくらいで、さがしにいかないのかな。ニーバグはよく、人間に駆使されているし、それってニーバグにしたらさらわれるって認識なのかもしれないし……。

 ああもう、わからん。


 ヨヨの群れがこの辺りではなくて、どこか離れたところにあるのなら、どうしてシシがそこからここまで来るのかがわからない。

 群れからニーバグが居なくなって、例えば匂いを辿ることができたとしても、封印されたんならその場で匂いが消失している訳で。

 ああ、ほーじくんがヨヨに触れて封印したんなら、ほーじくんにヨヨの匂いが移っているってことはあるか。それを追ってきたなら、荒れ地へ続く街道の傍に居たのはつじつまが合う。ほーじくんは馬車で(ぎょう)に行ったろうけど、ヨヨの匂いを追ってトゥアフェーノの匂いに途中でかわったら、馬車にのったんだと思いそうだし。


 だとしても、ひとりでっていうのがなあ。危ないし、大変じゃん。

 あ、でも、修復者のお気にいりだから、人間がちょっとした食べものくらいなら分けるのかもしれない。といっても、いいひとばかりじゃないし、修復者がなんぼのもんじゃいってひとにいじめられたりみぐるみはがされたりしそう。

 いや、はぐようなみぐるみもないか。耳にガーネットのピアスがついてたり、ごつい金のブレスレットしてたり、もとの世界ならひと財産だけど、こっちでは落ちても拾いに戻らないくらいの安価なものだもんな。安価って云うか、もうほとんど()()に近い。

 シシはめそめそしながら、ヨヨに体をぶつけている。ヨヨよりも背は高いが、仕種は子どもっぽい。

 サーダくんが立ち上がって、ヨヨに手を伸ばした。ヨヨはサーダくんと手をつなぎ、反対の手でシシをひっぱる。三人はその状態で、宿へ這入っていった。どうやら、ヨヨとシシは、宿に泊まるらしい。ニーバグだから、つれて歩いていてもなかなか、悪い印象は持たれないだろう。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
こちらも宜しくお願いします。 ループ、あの日の流星群
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ