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レント近くのまちや村で還元過多による魔物の襲撃があった場合も、レントへの出入りが制限されることはあった。薬材採集に行こうと思ってたのに、東門でストップくらってすごすご帰る、なんてこと、数限りなく体験している。
魔物が沢山来る要因が還元過多だとしたら、その状態がよくなるまでは、かなり時間がかかるものなのだそう。還元で素が増えている状態が、普通の状態に戻るのには。
素って、あのきらきらが飛び散ったあとでも、完全になくなってしまう訳ではないらしい。その辺はよくわからん。
とりあえず、多くの還元をしたらしばらくは控える。それが当然みたい。だから、レントでは還元の日程が綿密に組まれていて、それを破って闇還元をすると罰せられる。だって迷惑だもの。還元過多の原因になるし。
実際、きらきらがなくなっても素がなくなる訳ではないのか、正確なところがどうなのかは知らないが、みんなはそう信じている。だからこそ、還元過多が起こるとまちのなかに、そして家のなかに閉じこもる。そうして、還元を控え、静かにすごす。それがこの世界の普通なのだ。
だからもし、今度のことの原因が還元過多なら、警邏隊がこのまち近辺を、文字通り警邏している筈だ。魔物を見付けて退治する為に。
でもそもそも、この辺りまで警邏隊って居るものなんだろうか。ダストくん達の村では見なかったし、その辺にまでは居ない、と聴いた覚えがある。
現に、さっきは姿を見なかった。ってことは、居ないのかな。警邏隊の鎧は、裾野なら共通、だよな、多分。だから、見たらわかる筈なんだけど。
荒れ地に近くなればなるほど、魔物が多いし、ひとは少ない。過疎化がすすんでるらしい。この世界が開拓されたばかりの頃は、もっと東までひとが住んでいたし、村だってあった。今は荒れ地のところも、そうじゃなかった。
ていうか、御山がこの世界の中心だから、そこから離れる程ひとが少なくなっていって活気がなくなるのは、それは仕方がないことなのか。
ただ、この町にも傭兵達は少なくなかったし、商人っぽいひと達もそれなりに居た。この辺りの特産品を仕入れに来たり、荒れ地にしかないものを手にいれる為に来ているひとも居るんだろう。
やすでの肥料とか、ああいうのはほかのところでは手にはいらないから、凄く売れるらしい。農家さん達はほしがる。それに、庭のために荒れ地の砂を買うひとも多いと聴く。御山だって、戦闘訓練場に荒れ地の砂をまいている。
誤字報告ありがとうございます。
最近変なところに変な文字が紛れている変な誤字をやらかしがちなのでありがたいです。助かります。




