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ほーじくんは、俺が砂に描いた八角形と円の意味を、わかってくれていたらしい。
顔を上げると、ほーじくんはおそらく井であろう場所を指さしたまま、サーダくんを向いて喋っていた。サーダくんはお茶を飲みながら、数回頷く。リッターくんが口をはさんだ。
お祈りをしなかったこととか、いろいろあったけど、井は神さまに近い場所だ。そこへ行くのは、サーダくんやネクゼタリーさんも、いやがらないのじゃないかな。もしかしたら、俺の状態をどうにかする為に、そもそも井へつれていこうという話になっていた可能性もある。
ほーじくんが地図から指を離し、マグをとりあげてお茶をすすった。マンゴーを食べ終えたユラちゃんがこちらへやってきて、サーダくんの隣へ座る。ちょっと険しい顔で、きんと尖った声を出すが、ほーじくんが説明すると表情がやわらいだ。頷いて、リッターくんへなにか云う。
四人はしばらく、話し合う。俺はその環のなかにまざっているのに、なにも理解できないし、声も出さなかった。井へ行くことになっているのではないか、とは思うのだが、希望的観測である。
でも、なにかが進展した感じはする。
ニニくん達三人がお喋りしている。ニニくんの表情はさえない。カルナさんとミエラさんは戸惑い気味だ。
リッターくんが地図をたたんで、丁稚さん達へ持っていった。丁稚さん達はキッチンで立ったまま、お食事中で、リッターくんから地図をうけとり、リッターくんにちぎったパンを食べさせている。リッターくん、ああいうの絶対に断らないよね。熊に餌やりしてるみたい。
ネクゼタリーさんとシアナンさんが話しながら這入ってきた。ネクゼタリーさんの顔は険しい。数回頷いて、周囲をくるっと見る。
ニニくんはネクゼタリーさんを、ぼんやりした表情で見ていた。ネクゼタリーさんはニニくんを見ると、安心したみたいに微笑む。
ネクゼタリーさんはシアナンさんになにか云い、シアナンさんは深く頷いて、キッチンへ歩いていった。リッターくんが餌付けされているのを見て、ぶっとふきだして笑い、すぐに笑いをひっこめた。いやあれは笑います。可愛いから。
ネクゼタリーさんはご飯を食べたのか、食べないつもりなのか、ほーじくんの隣へ座った。さっきまでリッターくんが居たところだ。
サーダくんがネクゼタリーさんへ、身振りをまじえて喋る。ネクゼタリーさんは三回、深く頷いて、ほーじくんと喋る。井、をこちらの言葉でなんというか、わかったらよかったのに。




