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 階段があって、そこをくだる。くだりきって数m行くと、天井が高くなり、ひろい空間に出た。

 なんか変な感じだった。立派なお屋敷の玄関ホール、みたいなつくりなのだ。なんにも違和感がないのが違和感。斜め前方、左右に廊下がのび、正面には大きな扉がある。扉の脇に、どうも階段が下へとのびているらしい。扉の上に窓がらすみたいなのがあって、その向こうが明るいのだけれど、ここって地下だよな?

 ジアー先生は片手をあげる。「アロ。彼女らの案内を」

「はい、ジアー先生」

 そこで俺達を待っていたのは、奉公人だった。例の、寸足らずのローブを着ている、二十歳前後の男性だ。

 そこで、俺達は男女に分かれた。別棟に部屋があるのだ。当然だけど。

 女性陣は、アロさんについて、斜め左前方の廊下をすすんでいった。俺達はジアー先生について、斜め右前方へとすすむ。「ここは完璧に安全です。ひとつだけ注意が必要なのは、学生達に()()()入り口を見付けさせてはいけない、ということかな。どんなおそろしいことになるか解らないから、特に注意するよう」

 おそろしい……って、穏やかじゃないな。学生達がここの存在を知ったら、なにかまずいってこと?

 ジアー先生はちらっと俺達を見た。「マオとマリリヴェは、充分気を付けなさい」

 なんだか解らないが、俺ははいと返事した。メイリィさんも頷いている。


 廊下の左右には扉があって、それが奉公人の部屋のようだった。俺達はかなり奥まったところに部屋を与えられている。

 俺の部屋は、ベッドはふたつあるけれど、ひとりでつかっていいそうだ。メイリィさんもそうだった。サフェくん達は、四人で、同室なのだけれど……。

 ジアー先生は、俺達がどうしてひとりなのかについて、説明しない。

「お互いの部屋を行き来するような真似はしないこと。もし、奉公人が追加された場合、マオとメイリィは同室にする。いいね」

「はい、先生」

「はい」

 俺とメイリィさんだけ特別扱いなのは謎だが、誰からも文句は出ないし、そもそも御山(おんやま)の決定に逆らうひとも居ない。部屋割りの話はそこで終わった。

 収納空間を持たない奉公人が部屋に名簿を置いて、俺達は先生につれられ、玄関ホールへ舞い戻る。

 女性陣も同様だった。アロさんは居なくなっている。

 ジアー先生が扉を開けて、奥へと案内してくれた。広間だ。ご飯を食べるところらしくて、大きなテーブルが並び、椅子も沢山ある。こちらも、天井の上のほうにあかりとりの窓らしきものがあり、がらすがはまっていて、その向こうが明るい。魔法なのかな。


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こちらも宜しくお願いします。 ループ、あの日の流星群
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