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私は先輩になる?

「えぇ!」


「当然でしょうね」


「今度こそぶっ飛ばす!」


「ハッハッハ! その息だ」


どうやらエフォルド公爵は生きていたようでバーニア団長もあの程度で死ぬとは思っていなかったようだった

エフォルド公爵の正体はゼンケン………全能の賢者と呼ばれるルースフィア王国最大の魔法使い

魔帝と呼ばれる歴史上数人しか現れていない称号で、簡単に死んでくれるほど生易しい人物ではないらしい


「強いわけだよぉ」


「魔法を使わせたら人族のなかでは断トツでトップだろうな。アイツ以上の魔法の使い手は私も知らん」


「父様が習得している魔法は千を超えてるとも聞き及んでいます。魔法を封じない限り勝てる相手ではないかと」


「今度は私が勝つさ。奴の軍隊も壊滅してやったからな」


どうやらバーニア団長とルナ先輩はエフォルド公爵の保持する軍と戦っていたらしい

称号持ちが何人もいたらしいけどバーニア団長の敵じゃなかったみたい。一番危険な場所で戦い続けた経験値は伊達じゃないか


そんなルミナスの怪我が回復し私は二ヶ月ぶりにメディアバーニヤへと帰還した。ルミナスは全てを自供する代わりにお咎めなしだがしばらくはメディア騎士団の監視のもと動くこととなった。その監視役が私だなんて皮肉でしかないけどね


それとそう、私がここに来て一年がついに経過したのだ。驚くことに十月に新人騎士の一般公募が行われていたようで試験は終了し今年は八名の新たな騎士が入団することとなった

そして十二月と言えば私がこの街に来た季節でもある。つまり、新しい称号持ちの新人が入ってくるかもしれないのだ


「ふっふふ~♪」


私もついに先輩となり新しい新人君の教育とかするかと思うと胸が踊る。どんな子が入ってくるのかな? 可愛いくてちょっとドジな女の子とかいいな。純粋を描いた少年のような男の子もいいな。ヤンキーだけは絶対にごめん。あの枠はこれ以上必要なしよね


「えらい機嫌がいいわね?」


「新人が入ってくると思うと楽しみで♪」


「あれ? 入ってくるの?」


「えっ? 入ってこないの」


「今年は一定基準を満たす称号持ちが少なかったから入団なしって聞いたけど?」


「………人生オワタ」


ルミナスに人生の辛さを教えられてしまった。私は何を楽しみにこれから過ごせばいいの。もう死にたい、誰か一思いに殺してよ


「そんなに泣かなくても」


「だっで、だっでぇぇ。ヤンキーはもうやだよォ」


「どんな理由よ」


ルミナスが困った顔をして私を慰めてくれるのが心が痛む。今年の奴等、もっと努力しなさいよね! 私たちなんて頑張りすぎて黄金世代って言われたんだから


「………言いたくないけど今年が駄目だった理由はあんただからね? あんたが馬鹿みたいな好成績叩き出すからかなり基準が上がったのよ。来年は下がるでしょうから入ってくるでしょうけど」


「わ、私は悪くないもん」


わ、悪いのは私の成績を捏造して変え続けた教師たちだもん。もっと努力しなきゃと思って頑張り続けただけだもん。そうだそうだ! 私も被害者だ!


その………なんか………ごめんね


そんな私たちは訓練を終えると団長室に来るように言われ二人で向かっていった。そこで私は人生を………これからの道が大きく変わる分岐点となった


「オランが普段何をしてるか知ってるな?」


「はい? アイシャ様の護衛ですよね?」


あれからアイシャ様はいまだに王都へと戻ることが出来ていない。どうやらエフォルド公爵はアイシャ様がいない間にティータ王子の地盤を固め揺るがないようにしていたようだった。つまり、アイシャ様を狙い続けたのはティータ王子の権力を高める時間稼ぎでもあったのだ。本当に抜け目のないオッサンだよ。しぶといし強いし頭もいいし………性格悪いから最悪だわ


嫉妬ですけど何か?


「そこでアイシャ様は他国に行き権力を高めることにした。他国からの圧力を力に変えて王権を手に入れる予定なのだ。そこで護衛として打診されたのがオランとクロエ、ルミナスの三人だ」


「「………うわぁ」」


「オランはあれから大人しいものだぞ? どうやらアイシャ様は上手いこと手綱を握ってるみたいでな………借りてきた猫のようになってる」


「嘘だ」


「私も信じられません」


「そう言うな、あんな奴でもルミナスが殺されるかもしれないとアイシャ様から聞かされて飛び出して助けに行ったぐらいだ。アイシャ様はわざと伝えたみたいでな? 護衛を放棄したと言い分を付けてより身近に置くことに成功したと喜んでたぞ」


「む、むごい」


「こ、これには私も同情しますわ」


オランがルミナスを助けに来たと聞かされた本人は顔を真っ赤にして動揺してた。その表情と言ったら乙女で本当に可愛かったな

そんな二人は秒で喧嘩して言い争ってたのが面白かった。この二人………案外くっつくかもって思ってしまったぐらいだ


そんなオランとアイシャ様を連れて他国へと移動か………さてさてどうなることやら

今年も3ヶ月が過ぎ春が来ようとしています。なのに、めちゃんこ寒いし雪は積もるし花粉は凄いし………寒いか、痒いかどっちかにしてくれ

そして、新たなアレルギーが見つかってしまった


その名は温熱蕁麻疹


暑いのが苦手で直ぐに熱中症になるなとずっと思っていたんですがアレルギー反応


暑い食べ物を食べると舌がピリピリするなと思っていて猫舌だと信じていたらアレルギー反応


お風呂に入ると全身が痒くなるからデリカリーなんだなと思っていたらアレルギー反応


冬になると寒いので暖房つけたら乾燥して痒くなると思っていたらアレルギー反応


まぁ………暖めると気分が悪くなるし痒くなるからずっと薄着だったので慣れてしまって寒くないので気にはしないが何だかなって感じです

自分でもビックリでしたが周囲には納得されました。じゃなきゃおかしいと言われるほど私は冬は薄着でしたから(笑)


そんなカイカイな冬も終わりぐったりする夏がやってくる。最近は春も秋もないので嫌になってきますね


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