表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

PR
44/59

黄金世代 ③

もし、この世に天才が本当にいたならば………私なんかカスのなかのカスで見向きもされない存在なんだろうなと思う

努力で追い付いた三人は何時までも眩しくて強かった私の憧れの三人組


なのに………


「弱くなったんじゃない?」


【【ソニックブーム】】


「うわぁぁぁ」


「セイント」


救済の手はその手で触れるだけで味方のダメージを回復させるらしい。魔法を唱える必要がないのはいいけど、魔法が使えなくなるのはありがたいことだ


「何故、何故おまえは………ぁ!!」


【サンダストーム】


「無駄!」


【【ロックストーム】】


「くっ?」


【ゴットキャノン】


【【エアーシールド】】


「返すね!」


「なっ?」


どうやら防御は間に合ったみたいだけどオリジナル魔法を自分が受けてちゃ世話ないね。いや、マリアも救済の手を解除して二人を魔法で守ってる。流石は守ることに関してのスペシャリストの判断力は違うや


「でも、終わらせる!」


【【テンペスト】】


【女神の盾】


ここら辺一体を吹き飛ばし瓦礫さえも失くして隠れる場所さえ失った三人はこちらを忌々しそうに睨んでる。女神の盾はどうやらあらゆる攻撃を無効化出来るのかな? でも、守ってばかりじゃ私に勝てないって


【【アースメテオ】】


「なっ?」


「集まってください」


【マジックバリア】【マジックバリア】


マリアとルーグの二人による防御は三人を助けたようだけど既にボロボロの状態。マリアは完全にノックダウンで動けそうにないしルーグは魔法を唱えようとして気を失った。剣を支えて必死に立ってるセイントだけが私を力強く睨んでいるぐらいかな


「もぅ終わりにしよ。そっちの敗けだって」


「敗けられない。意地でも敗けられない。おまえにだけは敗けるわけにはいかないんだ!!」


「敗けられないって私は何時も三人を追いかけてただけだよ? 私なんて落ちこぼれじゃん」


「おまえは何時も自分を卑下する。その謙遜が俺たちを愚弄してると気付いてないのか!!」


「意味がわかんないんだけど? 成績も何もかも私は三人に敗けてたじゃん」


私が一位になったのはたった一度だけでそこから三人に簡単に追い抜かれ必死に追い付こうと頑張ってきた。尊敬する三人はやっぱり凄くて誰よりも先に高みに辿り着いていて追い付く暇なんて一切なかったんだから


「おまえの成績は捏造されてた。あの学校は貴族たちが自分達の都合のいい人間を育てるために金をかけてる。だが、平民のおまえが俺たち貴族よりも優れていたことを国は許さなかった。俺は………俺たちはそんな不正が嫌だったからこそおまえを目指して必死に努力した。だけど、追い付けど追い付けどおまえは先へと走っていく。何が黄金世代だ!! おまえ一人が黄金世代を担ってたんだよ!!」


「はっ?」


「おまえが生きてる限り国はおまえの存在を認めない。今回の戦はおまえを狙って起こされたものでもある! おまえがいる限り民は傷付き血を流し命を失い続ける! だからこそおまえを俺たちが消さなきゃならないんだ! おまえよりも俺たちの方が優れていたと証明すればおまえの命を狙うこともなくなる。邪魔なんだ! おまえはこの国にとって癌なんだよ!!」


「………マジで?」


冗談なんか言うか………みたいな顔されてしまった。私ってそんなに成績よかったの? いや、確かにおかしいなって思うことはあったんだけど、捏造されるなんて考えるわけもなく三人が単純に凄いと思ってたんだけど?

いや待って待って? 私はスタンピートを一人で止めれないよ? 中型の魔物にさえ手こずってた女だよ? 理屈がおかしいじゃん


「で、でもさ? 私は中型を倒せないよ?」


「学校でレベル3の的を倒せてる時点で大型も倒せる実力があるんだよ! おまえは何故か本番に弱い! だからこそ学校の教師たちは気付かれないと考えて捏造出来たんだ」


「………あぁ」


そう言えば三人ともレベル3止まりだったや。そう考えれば同じレベルの的で終わってるのも納得だ。そ、そか、私は本番に弱かったのか。全然………知ってましたけどぉ、で、でも? そんなに弱くなるとは思ってなかったと言うか………もしかして私ってかなりの天然だったりする?


「俺たちもあれから強くなった。俺は勇者の称号を手にしたが傲ることなく鍛練も重ねてきた。だが、ふざけた称号でもおまえなら驚異そのものだと思っていた………だが、おまえは俺たちの想像を遥かに超えてきた。二重(デュアル)の連続使用が出来るなんて聞いてない」


「………あぁ。ははっ」


確かに冷静に考えれば反則だわ。一国を簡単に滅ぼせるかもしれない魔法を連続使用出来てしまう陰口は称号の中でも異端過ぎる。何のデメリットもなしにこんなことが使えてしまうんだから怒りたくなる気持ちもわかる


「でも………私は悪くないよね?」


「それは………」 


「言い返せないってことは悪いのは誰かってわかってるよね? この国の貴族が自分達の威信を守るためだけに私は虐げられ蔑まされてきた。それっておかしいよね? もう我慢の限界、全部ぶっ飛ばしてやる!」


私を殺すためだけに街の人たちまで犠牲にするなんて信じられない。なら、私がぶちギレたらどうなるか教えてやろうじゃない。アイシャ様が黙ってたってことは私が怒るかもしれないからでしょ? もう聞いたからには止める権利はない


「ま、待て! 何をする気だ!」


「ふふふ、私の魔法を王都に転送する魔方陣を描くの。全力のカタストロフィーを放ってやる」


顔が青冷めてももう遅い、魔方陣はもうすぐ完成する。誰が敵になろうと知ったこっちゃないと言うか城を吹き飛ばせば私を追いかけてくる人たちも消えるんだから問題なし。つまり、これこそが完全犯罪よ

いいねや高評価してくれると嬉しいです。ブックマークが増えると作者は小躍りします。誤字、脱字の報告何時でも受け付けてます

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ