表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
吾輩日記  作者: 紀 ゾマ之
11/17

トキメキの段

吾輩が人間どもとの共存を夢見たのは、それを実現した魔王も少なくないからである。

城を買う前、情報誌やサイト、あるいは実際によその城にお邪魔させてもらって、人間とほどよい距離と節度を保った領地の実例を見せてもらった。

実家がわくわく人間ランドの吾輩はすべてを信じたわけではないが、適度な圧力でもって支配をすればこんな小さな領地なのだし、理想に近づけるのではと思っていた。

今日、領地に子供の人間がいた。幼く、いたいけでまだ自分が何者かもわかっていない様子の子供だ。数々の人間の種族を見てきた吾輩だが、この子供の種は見たことがない。

小さな手を広げ、ぐったりと眠っている。吾輩の胸に疼くものがあった。この子供となら、かつて吾輩が夢見た人間との共存が叶えられるのではないだろうか。このときめき、大事にしたい。根絶やしは従来の馬鹿どもに一点集中してこの子はしばらく見守ることにする。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ