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❗✒ 侯爵令嬢は悪役令嬢になって、王子殿下に「 婚約を破棄する 」と言わせた~~~い!!  作者: 雪*苺
【 一六〇七日目 】 ランシティブ公爵領地 フィールド ─→ 平民街
573/575

✒ 【 正義は誰にあり? 】 ランシティブ公爵邸 / ランシティブ公爵へ物申そう! 4


ブライワレス・フェニルノース

「 …………そんな事態が起きていたとは……。

  ベアリーチェ侯爵令嬢はタシルドレテク侯爵令息の婚約者であると聞いたてはいたが……。

  あの素晴らしい庭園でのような事件が起きていたとは…… 。

  クレムレン、お前は大公令息であるにも関わらず、悪事に加担していたのだな…。

  私はいかりをとおり越して呆れている…。

 ロミバイン子爵令息には悪いが、この場で愚息クレムレンとの関係を絶ってはくれないか 」


ロミバイン・リゴオンデート

「 な…ですか!?

  クレンと俺の仲を引き裂くんですか!! 」


ルパルデンス・リゴオンデート

「 馬鹿者がっ!!

  償い切れぬ罪を犯しておいて、なにを言うんだ!!

  お前(ロミバイン)は帝国貴族のルールとマナーをれだけ違反し、れだけ犯罪を犯しているのかだ分からないのか!!

  リゴオンデート一族の会議でお前(ロミバイン)から爵位を取り上げる方向で話を進める!!

 覚悟しておけ!! 」


ロミバイン・リゴオンデート

「 お…親父ぃ!!

  爵位を取り上げるって嘘だろう!?

  そんな事をされたら俺は、俺は……どうやって生きていけばいいんだよ!! 」


ルパルデンス・リゴオンデート

「 平民として生きるのがいやなのか?

  なら犯罪奴隷に落とすか?

  十分、犯罪を犯しているのお前(ロミバイン)には犯罪奴隷の方が合っているかもしれんな… 」


ロミバイン・リゴオンデート

「 お…親父ぃ~~~~!!

  犯罪奴隷なんてじゃないかぁ!! 」


ルパルデンス・リゴオンデート

「 自分がなにを仕出かしたのか考えてから物を言え!! 」


ブライワレス・フェニルノース

「 我が子を犯罪奴隷に落とすか…。

  随分と思い切りがくないかね? 」


ルパルデンス・リゴオンデート

「 子爵令息でありながら、ディグラマス卿に多大な迷惑を掛けたのだから当然だ。

  使用人に暴力を振るい、ランシティブ公爵領地に無断で侵入し、ランシティブ公爵領地にのみ生息する稀少怪物モンスターを狩るだけでなく、不注意でがしてランシティブ公爵邸の使用人達に大怪我を負わせた。

  タシルドレテク公爵令息の婚約者を危険な目に遭わせた事も大きい。

  怪我を負わなかったのが救いだ。

  タシルドレテク公爵令息が婚約者のベアリーチェ侯爵令嬢様が危険な目に遭っていたと知れば、お前(ロミバイン)は間違いなく奴隷落ちだ!! 」


ロミバイン・リゴオンデート

「 タシルドレテク公爵令息はだ未成年じゃないか!!

  未成年に俺を奴隷に落とす事なんか出来るかよ!! 」


クレムレン・フェニルノース

「 ロミ……きみが奴隷落ちしたら僕がきみを買うよ。

  一緒に暮らそう… 」


ロミバイン・リゴオンデート

「 クレン…… 」


ブライワレス・フェニルノース

「 クレムレン、ロミバイン君と連帯責任だ。

  爵位を剥奪して平民に落とす事も考えなければならないな 」


クレムレン・フェニルノース

「 そんな……父上!! 」


クレムレン・フェニルノース

「 クレムレン、お前(クレムレン)はロミバイン君とすみやかにランシティブ公爵領地から出て行くように!

  無断で張っているテントを畳んで、各自の領地へ帰りなさい。

  一族で緊急会議を開く。

  会議が済む迄、暫くは外出禁止だぞ!!

  いな 」


クレムレン・フェニルノース

「 父上!?

  外出禁止なんて…… 」


ルパルデンス・リゴオンデート

「 ロミバイン、お前(ロミバイン)もリゴオンデート子爵邸へ戻ったら外出禁止だからな!! 」


ロミバイン・リゴオンデート

「 はぁぁあ?!

  親父ぃ──なんでだよぉ!! 」


 ロミバイン子爵令息は実父じっぷから言われた事に食い下がらなかったが、ブライワレス・フェニルノース大公と実父じっぷのルパルデンス・リゴオンデート子爵から強制的にランシティブ公爵邸から追い出された。


 ランシティブ公爵邸で繰り広げられた身代わり妖精達による台本無しの華麗なる芝居は、こうして幕を閉じたのである。


 ランシティブ公爵邸から追い出されたクレムレン大公令息とロミバイン子爵令息は、クレムレン大公令息の専用馬車に乗り込んだ。


 走り出した馬車はランシティブ公爵邸の門を出ると無断テントへ向かうのだった。


──*──*──*── 無断テント


 無断テントへ到着した馬車から降りたクレムレン大公令息とロミバイン子爵令息は、無断テントがグチャグチャになっている光景を見て驚いた。


 自分達が留守にしているあいだ、無断テントで一体なにが起きたのか全く分からないが、くない事が起きた事だけは目の前の惨状を見ただけで理解が出来た。


 使用人達の姿が見当たらない。


 かに隠れているのか、安全な場所に避難しているのか、はたまたげ出したのか皆目検討も付かない。


ロミバイン・リゴオンデート

「 …………なにが起きたんだよ… 」


クレムレン・フェニルノース

「 どのテントも壊されているね…。

  ──あっ!?

  ロミ──、血だよ!

  だ新しい?? 」


ロミバイン・リゴオンデート

「 おーーーい、誰かないのかぁーーーー!! 」


クレムレン・フェニルノース

「 ロミ、彼処あそこなにかが動いたよ! 」


 クレムレン大公令息とロミバイン子爵令息は物影で動いているなにがに近寄る事にした。






ロミバイン・リゴオンデート

「 ──ひぃぃぃやぁぁぁぁぁぁ……ヽ(ヽ゜ロ゜)!!! 」


 ロミバイン子爵令息は檻に入れていた筈の怪物モンスターが使用人を襲い、むさぼらっている場面をガッツリと見てしまった。


 口から血を流した使用人のはらわたが容赦なくむさぼられている。


 腹が減っていたのか、ほかにも使用人達の死体が地面に転がっていた。


 どの死体も怪物モンスターわれたあとのようで、無惨な姿を晒していた。


 クレムレン大公令息とロミバイン子爵令息は、現生の死体を見た事がない事もあり、吐き気をもよおし、その場で激しい嘔吐をしていた。


 耳を澄ましてみれば、悲鳴や叫び声,助けを求める声が聞こえている。


 怪物モンスターに襲われているかろうじて生き残っている使用人達の声かも知れない。


 檻に閉じ込めていた怪物モンスターはセブラミゼードドの親鳥と子鳥を入れなければ、4体である。


 陣地の中にはなんかの事情により檻から出てしまった放し飼い状態の怪物モンスターが徘徊している事になる。


 クレムレン大公令息とロミバイン子爵令息は、だ生き残って逃げ回っている使用人達を囮にして無断テントから逃げ出す事にした。


 走り出したクレムレン大公令息とロミバイン子爵令息の視界に、ロミバイン専用馬車が怪物モンスターに壊されたのか使えない状態となっているのが入った。


 クレムレン大公令息の専用馬車へ向かって全速力で走った。


 だ無事だった馬車へ乗り込むと馭者へ馬車を出すように促すが、2匹の馬車が怪物モンスターに襲われた。


 馬車が大きく揺れ、馬車の鳴き声が聞こえた直後には馭者の叫び声が聞こえた。


 馭者も怪物モンスターに襲われたのである。


 クレムレン大公令息とロミバイン子爵令息は馬車の中に閉じ込められる事になった。


 馬車の窓から外を覗いてみると、使用人の死体を口にくわえた4体の怪物モンスターが馬車の近くに座り込み、捕らえた使用人の死体をむさぼり始めたからである。


 一向に立ち去る様子のない怪物モンスターが近くにいる以上、馬車から飛び出して逃げる訳には行かなかったのである。


 そもそも、クレムレン大公令息とロミバイン子爵令息には馬車から飛び出して逃げるような勇気も度胸も持ち合わせていなかったのである。


 どうやって逃げ出したらいのか考える余裕のないクレムレン大公令息とロミバイン子爵令息は、怪物モンスターに襲われるか分からないの死が隣り合わせな状況の中で恐怖に耐えるしかなかった。


 使用人を病院へ運び、セブラミゼードドの死骸を埋葬してとむらったあと、無断テントを片付けて立ち去ったのかを確認しにるとかなんとか言っていたシュケルハン侯爵令嬢の馬車がとおり掛かるのを信じて待つ事にしたのである。


 トイレにも行く事が出来ない為、クレムレン大公令息とロミバイン子爵令息は狭い馬車の中で糞尿を漏らし、悪臭と異臭が混じり合ったにおい漂う中で、藁にもすがる思いで希望の綱でもあるシュケルハン侯爵令嬢の馬車がとおり掛かるのを大人しく待ち続けた。











 夕暮れになり、日が暮れて夜になっても、シュケルハン侯爵令嬢の馬車が無断テントの近くをとおり掛かる事はなかった。


 当然である。


 怪物モンスターの正体は身代わり妖精だし、襲われてわれていた使用人の身体からだたましいの入っていない抜け殻である。


 妖精達(光の玉)の事細かな実況中継並みの報告を逐次受けていたセフィ(精霊)は、無断テントへは立ち寄らずランシティブ公爵邸へ馬車を走らせていたのだから、どんなに待ってもるわけがなかったのだ。


 セフィ(精霊)からの指示を忠実に守り、クレムレン大公令息とロミバイン子爵令息が簡単に逃げられないようにと、怪物モンスターの身代わり妖精達には朝日が昇る迄は馬車を囲むように待機していたのである。


 朝日が昇ったのを確認した怪物モンスターの身代わり妖精達は馬車を残して撤収して行った。






──*──*──*── 翌日・1608日目


 檻から逃げ出した4体の怪物モンスターの姿が消えているのを確認したクレムレン大公令息とロミバイン子爵令息が、馬車から出てからいのちから(がら)走り去ったのは言うまでもない。


 ランシティブ公爵領地には出現する怪物モンスターも少なく、怪物モンスターとの遭遇率も低い事もあり、運がければ五体満足とはいなかくとも生きた状態でランシティブ公爵領地からは出られるだろう。


 ランシティブ公爵領地から出たあとが大変なのだか、そんな事を考える余裕がクレムレン大公令息とロミバイン子爵令息には皆無だった。


 クレムレン大公令息とロミバイン子爵令息が自分達の領地へ無事に辿り着き、実家へ帰り着けるかは誰にも分からない。


 本人達にも分からないだろう。


 クレムレン大公令息とロミバイン子爵令息の──未来が分かるのは≪ ティトドムヒ大陸 ≫の〈 ()()()ティトドムヒ 〉もとい〈 久遠(宇宙を運営する)実成(偉大なる主宰者) 〉だけである。

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