表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
❗✒ 侯爵令嬢は悪役令嬢になって、王子殿下に「 婚約を破棄する 」と言わせた~~~い!!  作者: 雪*苺
【 五一六日目 】 セグウェト共和国 ダンジョン都市・ソクラデス
533/575

✒ 【 僕ら、遺跡探検隊❗】 遺跡風ランダムダンジョン 4


攻略者:A

「 馬鹿なガキだぜ!

  人間様じゃなくてドラゴンなんかをかばうなんてな! 」


攻略者:B

きみ、危ないからドラゴンから離れるんだ!! 」


攻略者:C

「 ドラゴンの前に飛び出すなんてなにを考えてるんだ! 」


攻略者:D

「 ドラゴンを守るって、馬鹿じゃないのか?

  ドラゴンの魔石は最上級で金になるんだぞ! 」


攻略者:E

「 おい、お前ぁ!

  あの馬鹿な子供ごとっちまえ! 」


奴隷の子供達

「「「「「「 はいっ!! 」」」」」」


 攻略者達がオレ(ベアリーチェ)に向かっていろ(いろ)と好き放題な事を言っている。


 奴隷の子供達にオレ(ベアリーチェ)ごとドラゴンをころせと命令を出すなんて、攻略者は性根が腐りきっている。


 確かに攻略者側からすれば、ダンジョンモンスターは貴重な収入源だ。


 ドラゴンの魔石は涎が出るぐらい誰もが欲しがる金のタマゴなんだから、なになんでもドラゴンを倒して手に入れようとするだろう。


 オレ(ベアリーチェ)はそんな攻略者達の邪魔をしている訳だから、なぶりごろしにされても文句は言えない事をしている状態だったりする。


 だからと言って、で尻尾を巻いて逃げる事なんか出来やしないんだ!!


 オレ(ベアリーチェ)だって妖精さん達(光の玉)ダンジョンモンスターを倒してもらってる立場だから、攻略者達の事を非難する事は出来ない。


 普通ならオレ(ベアリーチェ)妖精さん達(光の玉)にドラゴンを倒してもらってるあいだに地下へ下りてると思う。


 だけど……怪我をして弱っている我が子(子ドラゴン)を懸命に守ろうとしている親ドラゴンを前にして倒そうなんて思わないよ!


 多分な、多分!!


 オレ(ベアリーチェ)は……オレ(ベアリーチェ)は…………人間よりも亜人、亜人よりも動物の味方をしたいんだ!! 


 身勝手な人間にしいたげられる動物を……助けたいんだぁぁぁぁぁ!!


ベアリーチェ

「 ──妖精さん達ぃ、お願いだからオレ(ベアリーチェ)の代わりにドラゴンの親子を守ってくれぇーーーーー!!!! 」


 なんて叫んでも当の妖精さん達(光の玉)オレ(ベアリーチェ)の周囲にフヨフヨと浮いているだけで、「 なんでダンジョンモンスターを守るの~?? 」って感じで戸惑っているみたいだ。


 せやったな。


 オレ(ベアリーチェ)を護衛してくれてる妖精さん達(光の玉)ダンジョンモンスターからオレ(ベアリーチェ)るようにセフィから命じられているから、オレ(ベアリーチェ)の代わりに倒す対象のダンジョンモンスターであるドラゴンを攻略者達から守ってくれる筈がないんだ。


 分かってはいたよ。


 「 もしかしたら 」っていう淡い希望をいだいて試してみただけだよ。


 無駄だったけどな~~~。


 だけど、ドラゴンは守ってくれなくてもオレ(ベアリーチェ)ってくれるんだから、オレ(ベアリーチェ)が死に物狂いで身体からだを張ってドラゴン親子を守ればいだけだ!!


 オレ(ベアリーチェ)が怪我をする事はないんだから、奴隷の子供達の攻撃を正面で受けてやるんだ!!


 オレ(ベアリーチェ)なら出来るぞ──、多分な~~~。


 あるじである攻略者達からの命令に逆らえない奴隷の子供達は、武器を構えると「 うわぁーーー!! 」と叫んで走りながら突っ込んでる!


 だからオレ(ベアリーチェ)はゴールキーパー宜しく、ドラゴン親子を守る為に奴隷の子供達を攻撃をみずから受ける為に走った。











 一体れぐらいの時間を1人でドラゴンを守っていただろう。


 攻略者達の背後にセフィーロの姿が見えたんだ。


セフィ:セフィーロ

「 ──ベリィ、なにをしているんですか!! 」


 セフィーロがオレ(ベアリーチェ)に向かって叫んでいる。


ベアリーチェ

「 ──っ、セフィ!!

  てくれたんだ?

  おせぇよ…… 」


 おっと、いけない!


 つい本音がポロっと口からこぼれ出てしまったよ。


 どうかセフィーロには聞こえていませんように!!


 セフィーロは攻略者達からなにかを言われているようだ。


 攻略者達は明らかに機嫌が悪そうだからセフィーロに文句を言ってるのかも知れない。


 セフィーロと攻略者のやり取りが気になる所だけど、奴隷の子供達がヘロヘロになりながらもドラゴンに向かってるのをめようとしないから、相手を続けないといけない。


 オレ(ベアリーチェ)が必死に奴隷の子供達の攻撃をみずから受けに行くのを繰り返していると、安全圏にて奴隷の子供達へ命令や指示を出していた攻略者達の悲鳴が聞こえた。


 完全武装をしている攻略者達がいとも簡単に吹っ飛んで壁に身体からだをメリ込ませた状態で気を失っている。


セフィ:セフィーロ

「 ベリィ!

  1人で向かったと思ったら──、なにをしているんですか! 」


ベアリーチェ

「 ははは……。

  セフィ……御免なさい… 」


 わぁおぉ~~~、セフィーロが珍しく怒っている??


 人間の姿をしているから怒りっぽいのかな??


セフィ:セフィーロ

「 お前達……、ワタシのベリィに危害を加えましたね。

  覚悟しなさい 」


 そう言ったセフィーロは、雷の魔法を発動させると奴隷の子供達へ落雷のような電撃を放った。


 ビリビリと痺れて感電した奴隷の子供達は叫び声を上げながら地面に崩れ落ちるようにバタバタと倒れた。


 身体からだあちこちが焦げているようにも見える。


 ひぃえぇ~~~こっわぁ~~~!!


ベアリーチェ

「 セ……セフィ…… 」


セフィ:セフィーロ

「 ベリィ!

  無茶な事をしましたね。

  怪我は……してませんね 」


ベアリーチェ

「 セフィ…………妖精さん達(光の玉)ってくれたから大丈夫だよ! 」


セフィ:セフィーロ

「 当然です。

  無傷でなければ妖精に護衛をさせている意味がありませんからね 」


ベアリーチェ

オレ(ベアリーチェ)は大丈夫だけど、ドラゴンは大丈夫じゃないんだ!

  セフィ、ドラゴンの傷を手当てしたいんだ!

  手伝ってよ 」


セフィ:セフィーロ

「 ベリィ……。

  ドラゴンはダンジョンモンスターですよ。

  ベリィが身体からだを張って守る必要はありません 」


ベアリーチェ

「 それは……そうかも知れないけど……。

  でも、怪我をして弱っている子供を守ってたんだ!

  このまま放っとくなんて出来ないよ! 」


セフィ:セフィーロ

「 ベリィ… 」


ベアリーチェ

たらあとからる攻略者に攻撃されちゃうんだ!

  セフィ~~~お願いだから、ドラゴンを助けて!! 」


セフィ:セフィーロ

「 ベリィ… 」


 ああぁぁぁぁ……セフィーロが珍しく険しい顔をしてるぅ~~~~!!


 微笑みや笑顔を絶やさなかったセフィーロが険しい顔をしてるよぉぉぉぉ!!


 こりゃ駄目かも知れない…。


 セフィーロに「 駄目です 」って言われたら……逆らえる気がしない…。


 折角…まで頑張って守ったのに……。


ベアリーチェ

「 セフィ……お願いしますっ!! 」


セフィ:セフィーロ

「 …………身体からだを張って迄ダンジョンモンスターを守ったベリィの熱意と想いを汲みましょう 」


ベアリーチェ

「 セフィ!! 」


セフィ:セフィーロ

「 親ドラゴンは助けません。

  ワタシが目を瞑るのは子供とタマゴだけです。

  いですね 」


ベアリーチェ

「 ……子供とタマゴだけ…… 」


セフィ:セフィーロ

「 それがいやならドラゴンの事は諦めなさい 」


ベアリーチェ

「 ………………っ… 」


セフィ:セフィーロ

「 ドラゴンにはワタシが話しましょう 」

 

ベアリーチェ

「 セフィってダンジョンモンスターと話せるの? 」


セフィ:セフィーロ

「 精霊ですからね 」


 セフィーロはドラゴンに向かってなにかを言っている?


 言葉が聞き取れないからドラゴンとなにを話しているのか全く分からない。


 暫くするとドラゴンがタマゴと怪我をしている子ドラゴンをセフィーロの前に出した。


 親ドラゴンは子ドラゴンと会話でもしてるんだろうか。


 子ドラゴンは親ドラゴンから離れたくないのか悲しそうな瞳をして見上げている。


 親ドラゴンは目から涙を流しながら子ドラゴンに言い聞かせているんだろうか…。


 子ドラゴンはよわ(よわ)しい声で鳴いている。


 お父さんなのかお母さんなのかは分からないけど、子ドラゴンは親ドラゴンと離れたくないんだ…。


ベアリーチェ

「 セフィ──、親ドラゴンを子ドラゴンみたいに小さくする事は出来ないの?

  小さく出来たら連れて行けるよな!

  小さくしてよ!!

  親ドラゴンも子ドラゴンとタマゴと一緒に助けて!! 」


セフィ:セフィーロ

「 ベリィ… 」


ベアリーチェ

「 セフィ、お願いします!!

  はなばなれにしたくないんだ!! 」


セフィ:セフィーロ

「 …………ドラゴンを小さく…ですか。

  出来なくはないですよ 」


ベアリーチェ

「 セフィ、じゃあ── 」


セフィ:セフィーロ

「 ベリィのなら聞かないわけにはいきませんね 」


ベアリーチェ

「 おねだり? 」


セフィ:セフィーロ

「 おねだり、です 」


ベアリーチェ

「 ……………………。

  パーパ、ベリィのお願い、聞いてぇ~~~♥️ 」


セフィ:セフィーロ

「 ふふっ……。

  ……今回は大目に見ましょう 」


ベアリーチェ

「 パーパ、がとぉ~~♥️ 」


 セフィーロめぇ、オレ(ベアリーチェ)に恥ずかしいを要求しやがってぇっ(////)


 でも、そのお蔭で親ドラゴンと子ドラゴンとタマゴははなばなれにならなくて済むんだから、安いもんだ!


 セフィーロが魔法を発動させると親ドラゴンの足元に魔法陣が現れて光った。


 光が消えると親ドラゴンは子ドラゴンと同じ大きさに変わっていた。


 子ドラゴンは小さくなった親ドラゴンに驚いていたけど、嬉しそうに鳴くと親ドラゴンに甘え出した。


 よっぽど嬉しいみたいだ。


セフィ:セフィーロ

「 子ドラゴンの怪我を治癒しましょう 」


 セフィーロが魔法を発動させると子ドラゴンの身体からだが光に包まれて、身体からだ中に刻まれていたいた(いた)しい傷が跡形もなく消えていた。


ベアリーチェ

「 傷が──治った!? 」


セフィ:セフィーロ

「 傷だけではなく体力も回復させました。

  翼の骨も折れていたので治しましたよ 」


ベアリーチェ

「 翼の骨が折れてた?

  そんなに重症だったの?! 」


 翼が折れていたなんて気付かなかったよ……。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ