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❗✒ 侯爵令嬢は悪役令嬢になって、王子殿下に「 婚約を破棄する 」と言わせた~~~い!!  作者: 雪*苺
【 五一六日目 】 セグウェト共和国 ダンジョン都市・ソクラデス
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✒ 【 僕ら、遺跡探検隊❗】 遺跡風ランダムダンジョン 3


──*──*──*── 地下10階


 地下10階へ下りて奥に進んで行くと、地下9階よりも多くの子供達の死体が転がっている。


 既に息絶えて亡くなっている子供達の首には隷属の首輪が着いている。


 にも安物でボロボロのヨレヨレな状態の捨ててしまう寸前の粗末な防具を身に付けていて、手には刃こぼれしていて使い道のないボロボロの武器を握った状態で倒れている。


 顔も全身も傷だらけのボロボロで血が流れ出ている。


 このまま放置していたら、死体はダンジョンモンスターの餌になるだろう。


 痛ましい光景にはらわたが煮えくり返りそうだ。


 ぶっちゃけ、オレ(ベアリーチェ)には攻略者達の行いを責める資格も権利もないと思う。


 だけど…………日本人として生きてきた記憶のあるオレ(ベアリーチェ)には許しがたいんだ。


 奴隷が出る洋画を見た事はあるけど、子供の奴隷に対して、こんな酷い仕打ちや扱いをしていた洋画はなかったと思う。


 小説,漫画,アニメ,ゲームでなら普通にあるかも知れないけど、は異世界だけど現実なんだ。


 リアルで起きている事なんだ。


ベアリーチェ

「 セフィ……、この子達の亡骸も回収してよ。

  ダンジョンモンスターの餌になるなんて、あんまりだよ。

  あとでお墓を作って弔ってあげたいんだ… 」


セフィ:セフィーロ

「 ベリィが望むなら… 」


 セフィーロはしぶ(しぶ)と言った感じで事切れている子供達の死体を回収してくれた。


 ──って言うかさぁ、なんでセフィーロは気が乗らなそうないやそうな素振りをするんだろう??


 死者を弔うっのって悪い事じゃない筈だろ??


ベアリーチェ

「 セフィ……オレ(ベアリーチェ)の誰かも分からない奴隷の子供達を弔うのが気に入らないのか? 」


セフィ:セフィーロ

「 ベリィ……そんな事はありません。

  ベリィは立派だと思いますよ。

  奴隷の死体を弔うなんて普通はしませんからね 」


ベアリーチェ

「 じゃなんで、気が乗らないような素振りをするんだ? 」


セフィ:セフィーロ

「 ……………… 」


ベアリーチェ

「 セフィ? 」


セフィ:セフィーロ

「 回収は済みました。

  先へ進みましょう 」


ベアリーチェ

「 う、うん…… 」


 セフィーロの様子が??


 どうしてだろう??


 セフィーロに手を引っ張られて奥へ向かって歩いていると子供の声が聞こえてた。


 1人じゃなくて、なんにんるみたいだ。


 子供の悲鳴や泣き声だけじゃなくて、大人の怒鳴り声や罵倒する声も聞こえてる。


ベアリーチェ

「 セフィ、これって奥で攻略者達が子供達に戦わせてる声じゃないの? 」


セフィ:セフィーロ

「 そうでしょうね 」


ベアリーチェ

「 セフィ!!

  助けよう!

  これ以上、身勝手な攻略者達の犠牲者にする訳にはいかないよ! 」


セフィ:セフィーロ

「 それがベリィの望みなら… 」


 セフィーロはなにかを諦めたような表情で返事を返してくれる。


 セフィーロ…………ほんよ?


 ものセフィじゃないみたいだ…。


 だけど、今はセフィーロの事を考えてる場合じゃない!


 一刻も早く、無理矢理戦わされている奴隷の子供達を助けるのが最優先だ!!


 オレ(ベアリーチェ)はセフィーロに握られている手を振り払うと猛ダッシュをして走った。


 後ろからセフィーロの声が聞こえたけど、オレ(ベアリーチェ)は振り返らずに走った。


 なんたいもの妖精さん達(光の玉)オレ(ベアリーチェ)る為に飛んでてくれている。


 なんどもも転び掛けながら走った先には、巨大なドラゴンと対峙して戦わさせられている数人の子供達の姿があった。


 地面に横たわっている子供もなんにんる。


 巨大で凶暴なドラゴンの相手をさせるとか正気の沙汰じゃない!


 子供達を助けないと!!


 だけど……、セフィーロを置いてちゃったから無力なオレ(ベアリーチェ)に子供達を助ける事は出来ない。


 だけど──、考えるんだ。


 助けられる方法──、手段──、手立てはある筈なんだ!


 オレ(ベアリーチェ)には護衛をしてくれる妖精さん達(光の玉)てくれる──。


 そんなオレ(ベアリーチェ)だからこそ、出来る事がある筈なんだ!!


 なんてオレ(ベアリーチェ)が悠長に考えているあいだにもあるじの攻略者達から無理矢理戦わさせられている奴隷の子供達は、ドラゴンに追い詰められている。


 早くなんとかしたいとっ!!


奴隷の子供

「「「 ──うわぁぁぁぁぁぁ!!!! 」」」


奴隷の子供 

「「「 きゃあああぁぁぁ!!!! 」」」


 叫び声が聞こえた瞬間、気が付いたらオレ(ベアリーチェ)は走り出していた。


 凶暴なドラゴンに襲われそうな子供達の前にオレ(ベアリーチェ)は颯爽と──はいかなかったけど、立ち塞がった。


 防具も武器も持たない丸腰のオレ(ベアリーチェ)は、興奮していて激怒しているドラゴンの前に出ると両手を広げた。


ベアリーチェ

「 ──めろぉ!!

  ドラゴンに攻撃するなぁっ!! 」


 本来ならドラゴンに攻撃されている奴隷の子供達を守る為にドラゴンと向かい合う形でめるべきだろうけど、オレ(ベアリーチェ)しなかった。


 オレ(ベアリーチェ)は奴隷の子供達じゃなくて、ドラゴンを守る為に奴隷の子供達と向き合う形で立ち塞がったんだ。


ベアリーチェ

「 ドラゴンから離れろぉ!!

  これ以上、ドラゴンに近付くなぁ!! 」


奴隷の子供:A

「 えっ──?? 」


奴隷の子供:B

なにしてるんだよ!

  退けよ!! 」


ベアリーチェ

「 このドラゴンは子供を守る為に威嚇をしてただけだ!!

  ドラゴンの縄張りから出るんだ!!

  そうすればドラゴンも大人しくなるんだよ! 」


奴隷の子供:C

退けってば!!

  オレ達にはドラゴンのタマゴと子供が必要なんだよ!! 」


奴隷の子供:D

「 そうよっ、邪魔しないで!!

  命令に逆らうとアタシ達が酷い目に遭うんだからぁ!! 」


 奴隷の子供達がドラゴンをかばうように立っているオレ(ベアリーチェ)に敵意を向けてる。


 オレ(ベアリーチェ)は完全に奴隷の子供達から敵視されてしまったようだ。


 奴隷の子供達は刃こぼれしているボロボロの武器を構えながら、丸腰のオレ(ベアリーチェ)に対して威嚇を始めた。


 ひるんだら絶対に駄目だ!


 オレ(ベアリーチェ)退いたら、親子のドラゴンは攻撃をされるし、怪我をして弱っている子供のドラゴンは多分きっと高い確率で酷い目に遭わされる。


 弱って抵抗の出来ない子供のドラゴンの傷の手当てをしてなんとか助けてあげたい。


ベアリーチェ

「 ドラゴンを傷付ける気なら、このオレ(ベアリーチェ)を倒してからにしろぉ!! 」


 丸腰のオレ(ベアリーチェ)は助ける筈だったのに敵側となった奴隷の子供達へ向けて啖呵を切った。


 こうなった以上、退く事も後戻りも出来ない。


 とことん抵抗してやろうじゃないか!!


 日本人の心、大和魂──いや、大和撫子魂を見せてやるぜ!!

◎ 「 名探偵コナン 緋色の弾丸 」を見ていた影響を受けて、方向転換しました。

  本当は奴隷の子供達をドラゴンから助ける為にベアリーチェがドラゴンと対峙する予定でした。

  ドラゴンを庇う形になったので人間と敵対する羽目に……。

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