✒ 【 僕ら、遺跡探検隊❗】 遺跡風ランダムダンジョン 2
──*──*──*── 地下8階
オレは一体何を見せられているんだろう……。
未だ地下8階だって言うのに、かなりヘビーな光景を直視しないといけない状況に居た。
小柄な白骨死体がゴロゴロと地面に転がっているんだ。
小柄な白骨死体──、簡単に言えば子供の白骨化した死体の事だ。
風化している白骨もあれば、何年も前に白骨したまま放置されている死体もある。
未だ肉片が付いている死体もあるし、真新しい白骨死体も転がっている。
この様子だと子供の遺体も何処かに転がっているかも知れない。
ベアリーチェ
「 ……酷いな……子供の白骨死体がこんなにも沢山……。
だけど…何で…… 」
セフィ:セフィーロ
「 現実は残酷で非情なものです。
此処より更に悲惨な場所がありますよ 」
ベアリーチェ
「 えっ 」
セフィ:セフィーロ
「 地下9階へ行きましょう 」
ベアリーチェ
「 う、うん… 」
妖精さん達が地下9階へ続く階段を見付けてくれる。
なんか……地下へ下りるのが段々恐くなって来た。
別の意味で “ 恐い ” って事は分かってくれるよね??
──*──*──*── 地下9階
ベアリーチェ
「 ──うわっ、何あれぇ!?
あれって土偶じゃん?!
遺跡に土偶……動く土偶…………何で物騒な刃物を持ってるんだ?! 」
セフィ:セフィーロ
「 先に来ていた誰かが誤って仕掛けを作動させてしまったみたいですね。
態との線もありますけど 」
ベアリーチェ
「 あれの相手をしないと先へは進めないって事かよ? 」
セフィ:セフィーロ
「 そうなりますね。
大丈夫ですよ、ベリィ。
土偶は妖精達に相手をさせます 」
ベアリーチェ
「 うん…… 」
セフィーロが言うと妖精さん達が刃物を持って動いている土偶の相手をしてくれる。
ベアリーチェ
「 セフィ……、オレの前世でな、ベビーカステラって言うスイーツがあるんだけどさ、土偶の形をしたベビーカステラを作って売れないかな?
それか土偶モナカを作って売り出したりとかさ。
遺跡らしく土偶の形を活かしたスイーツを作りたいんだ 」
セフィ:セフィーロ
「 刃物を持って攻略者を襲う土偶を前にしてスイーツに活かしたいとは、余裕ですね。
それでこそワタシのベリィです 」
ベアリーチェ
「 そうかな?
土偶や埴輪の形をしたクッキーとか、土偶風たい焼きとか、土偶や埴輪のマークを焼き入れしたどら焼きとか、ゼリーや一口チョコレートとか試しに作って販売してみない? 」
セフィ:セフィーロ
「 良いですね。
妖精達に作らせてみましょう。
土偶の型は此処にある土偶を小さくして取りましょうか。
土偶の種類が多いですから色んなデザインの型を作れます 」
ベアリーチェ
「 うん!
プッチン土偶プリンやプッチン埴輪プッチンも良いかもな! 」
妖精さん達が土偶の相手をしてくれるから余裕が出ちゃって、場違いで不謹慎な事を考えちゃったよ(////)
セフィ:セフィーロ
「 ──ベリィ、土偶の仕掛けから抜けますよ 」
ベアリーチェ
「 あっ、うん!
土偶が持ってる刃物は新品にしたら売れるかな? 」
セフィ:セフィーロ
「 それも試してみましょう 」
ベアリーチェ
「 うん。
有り難な、セフィ 」
土偶の仕掛けから無事に抜け出したオレの視界に入って来た凄惨な光景に対して、オレは思わず言葉を失い息を飲んでしまった。
何で言葉を失い息を飲んでしまったのかと言うと──、血を流して倒れている子供達の姿が地面に転がっていたからだ。
どの子供達も既に息絶えていて事切れている。
手には粗末な武器が握られていて、身体中が切り傷だらけで痛々しい。
ベアリーチェ
「 セフィ……これは一体……。
何で子供ばっかりが全身ボロボロの状態で倒れてるんだよ! 」
セフィ:セフィーロ
「 作動した仕掛け──土偶を相手に抵抗したのでしょう。
戦力のない子供に土偶の相手をさせている隙に大人の攻略者は先へ進んだようですね 」
ベアリーチェ
「 子供を囮にして無理矢理土偶と戦わせたって事か? 」
セフィ:セフィーロ
「 そうでしょうね。
子供の首を見てください。
隷属の首輪をしています。
攻略者は彼等の主なのでしょう 」
ベアリーチェ
「 酷い事しやがる!!
奴隷なら子供でも容赦ないのかよ! 」
セフィ:セフィーロ
「 奴隷の宿命です。
奴隷は主の命令に逆らえませんからね 」
ベアリーチェ
「 ………………許せないよ…。
こんな非道な暴挙は許せない!! 」
セフィ:セフィーロ
「 ベリィ… 」
ベアリーチェ
「 だってさ、未だ成長期の子供だよ!
未成年だよ!
幾ら奴隷だからってこんな扱いするなんて……。
セフィ、酷い攻略者達を懲らしめてやろうよ! 」
セフィ:セフィーロ
「 ベリィが望むなら良いですよ 」




