✒ 【 僕ら、遺跡探検隊❗】 遺跡風ランダムダンジョン 1
──*──*──*── ダンジョン前
起床してから既に用意されていた朝食を食べ終えて、昨晩セフィーロが用意してくれたツナギ作業服に着替え終えて、身支度も整えてブーツを履いてテントから出ると、妖精さん達がテントを片付けてくれた。
管理所に居る管理者へセフィーロが許可板を返却してくれる。
管理者と二言三言の会話をしたら攻略者広場を出て≪ ダンジョン ≫へ向かった。
≪ ダンジョン ≫へ入る前にダンジョンギルドの他に遺跡調査ギルド,遺跡探索ギルド,遺跡発掘ギルドにも登録を済ませた。
遺跡関係のギルドへ登録を済ませると、ギルド登録を済ませた証のバッチを貰えたから、バッチを無くさないようにツナギ作業服の中に着ている服へバッチを取り付けた。
セフィ:セフィーロ
「 ベリィ、≪ ダンジョン ≫へ入ります。
準備は良いですか? 」
ベアリーチェ
「 うん、バッチリだよ!
遺跡風ダンジョンなんて初めてだからドキドキするよ。
謎を解かないと先へ進めない階層とかあるのかな? 」
セフィ:セフィーロ
「 他の≪ ダンジョン ≫と比べても罠も仕掛けもトップレベルで多いですからスリルは満点ですよ 」
ベアリーチェ
「 え゛っ……罠も仕掛けも多いの?! 」
セフィ:セフィーロ
「 遺跡風ですからね。
古来から遺跡には侵入者から宝を守る為に多種多様な罠や仕掛けが施されているものです。
正に罠や仕掛けは叡知の結晶と言もえる産物です 」
ベアリーチェ
「 急に不安になって来たよ… 」
セフィ:セフィーロ
「 安心してください。
危険な罠や仕掛けはDM同様に妖精達が片付けてくれます。
ベリィはワタシと遺跡探索を楽しみましょう 」
ベアリーチェ
「 う、うん…… 」
そう言えば、インデ◯ージ◯ーンズはコミカルだけど内容はかなりヘビーでハードな探険物だったよなぁ…。
オレもインデ◯ージ◯ーンズみたいなヘビーでハードな体験をする事になるのかな??
いやいやいやいや、インデ◯ージ◯ーンズは娯楽映画だったし、全部フィクションだから!
あんな過激なシーンが実際にあって堪るかよ!
オレにはセフィーロと妖精さん達っていう心強い味方が居てくれるんだから大丈夫だってばよな!!
セフィーロが≪ ダンジョン ≫の出入り口に攻略者許可証を翳してくれる。
セフィーロと手を繋いで≪ ダンジョン ≫の中へ入った。
──*──*──*── 遺跡ダンジョン
1階は至って普通の階層となっていて、攻略者達がチームを組んだり、編成していたり、遺跡調査隊,遺跡探索隊,遺跡発掘隊とかがグループに分かれて作戦会議をしている姿が見られる。
今迄の≪ ダンジョン ≫では親子連れの攻略者なんて見掛けなかったのに何で遺跡風ダンジョンには親子連れの攻略者が多いんだろう?
罠とか仕掛けとかあるんだよな?
子供を連れて攻略するのって無謀じゃない??
…………って、オレも人の事を言えた義理じゃなかった。
だってオレも子供だからな。
それにしたって、何だか異様な光景なんだよなぁ?
遺跡って言ってもDMが蔓延って跋扈してる≪ ランダムダンジョン ≫だぞ。
子供には物騒だと思わないのかな?
攻略者の親って、一般人の親とは子供に対する考えたや接し方,教育方針なんかも違うのかな?
攻略者をやってる親の子供が学校に行く訳ないし、親の傍で生き抜く術を死に物狂いで身に付けるんだろうか。
ヘビーでハードな人生を送るのかなぁ…。
セフィ:セフィーロ
「 ベリィ、地下1階へ下りますよ 」
ベアリーチェ
「 あ、うん… 」
セフィ:セフィーロ
「 子供がダンジョン攻略に参加するのが気になりますか? 」
ベアリーチェ
「 えっ?
……あっ……うん……まぁね…… 」
セフィ:セフィーロ
「 後で嫌と言う程、分かりますよ。
行きましょう 」
ベアリーチェ
「 うん…… 」
セフィーロに手を引っ張られてオレは階層1階から地下1階へ下りた。
──*──*──*── 地下1階
地下1階へ下りると其処は正に遺跡の中だった。
映画や漫画やアニメなんかで見るような石で作られた遺跡で、壁には見た事のない文字がビッシリと掘られている。
どう見ても≪ ティトドムヒ大陸 ≫の大陸文字じゃないって事はオレにも分かる。
ベアリーチェ
「 ……全然読めないけど、暗号っぽくて如何にも遺跡って感じがするな! 」
セフィ:セフィーロ
「 遺跡の壁に掘られている文字に意味はありません。
デタラメなので解読するだけ無駄ですよ 」
ベアリーチェ
「 えぇっ、そうなの?
掘られてる文字って本当に全部デタラメなの? 」
セフィ:セフィーロ
「 此処は遺跡風の≪ ランダムダンジョン ≫ですよ。
餌でもある攻略者達をその気にさせる為に遺跡風に見せているだけです 」
ベアリーチェ
「 攻略者って餌なの? 」
セフィ:セフィーロ
「 餌ですよ 」
ベアリーチェ
「 ………………即答だね… 」
セフィ:セフィーロ
「 遺跡調査隊は喜んで壁に掘られている文字の解読に勤しむ事でしょうね 」
ベアリーチェ
「 無駄な事に一生懸命勤しむって事ぉ??
不憫だよ…… 」
セフィ:セフィーロ
「 そうですね。
ベリィはワタシと先へ進みましょう 」
ベアリーチェ
「 うん… 」
セフィーロと一緒に遺跡の奥へ進むと、地下2階へ通じる階段を見付けた。




