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ラストワールド  作者: 落葉颯花
京都篇~闘う意味
16/20

何でこうなったんだっけ?

朝日「♪~」

大貴「シュッシュッ」

朝日「どうしたんだ?大貴。」

大貴「シュッシュッ」

朝日「いやどうしたんだって、大貴。ゴフッ!オヤジにもぶたれたことないのに?!」

大貴「フハハハハハハハ!」

朝日「いやどうしたんだって!ゲフっ」

その後、大貴君のストレス解消に使われた朝日君でした。

―――――東京



「魔殺二天流 葉月!!!」


体全体を回すようにして突きを放ち、その刃先からは真空の刃が槍となって空に飛ぶ。


「降神殺天流 木霊現わし!!」


瞬間的に何度も突きを放ち、その全てが真空波となって真空の槍を相殺する。


「白天流激流 牙流天!」


突きを放った体勢から一回転、遠心力の全て叩きつけるように一閃


「破魔豪天流 断絶!!」


刀を両手で持ち、大上段から全力の一閃


二人の刀が絡み合うように激突し、夜空に火花を咲かせる。


「碧!!何故だ!何故そうまでして!!」


「何故?愚問ですよ祐理さん。何故、僕らが殺し合っているのかなんて事は貴方も分かっているはずだ!」


「分かっているさ!お前が何故俺と殺し合いをしたいのかを聞きたいんだ!」


「最初に言ったはずですよ、これは僕の我儘だって。」


話している合間にも二人の剣戟は速度を速めていく。

二人の速さはあっさりと音の壁を突き破り、それでも尚速くなり続ける。


何度も何度も荒野の各所で火花が散る。


それは、大地に星空を写したかのような光景だった。


「降神殺天流 昇華 死花葬送―――――」


片や免許皆伝の者に許される技の昇華


「空蝉第三番―――――」


もう一人は一から作り出した奥義


二人が放った技は偶然か必然か供に自作の技であった。


「―――――二の花 双天花楼!!」


昇華された技とは剣閃によって作り出された刃の檻


「―――――命閃花!!」


作り出された技とは真空波と刃の双方を組み合わせて放たれる超乱舞


縦横無尽に動き回っていた彼らは遂に止まり、一点に留まりながらも技を放ち続ける。


「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」


「はああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」


秒間200発と言う機関銃めいた速度で彼らの打ち合いは続く。


「まだですよ、まだまだ付いて来てください!!もっと、もっと先にまで到達できるはずです!」


「それこそ愚問だ!俺はお前を今超える!超えてお前を叩き潰す!!」


二人の闘争は限界を知らぬとばかりにその速度を速めていく


「ふふっ・・・」


「ははっ・・・」


お互いにまだ限界ではないと笑みを浮かべる


「「まだまだあああああああああああああああああああああああああああ!!」」



********************


時はやや前に戻り、碧が転校して来た日に戻る―――――


「いやしかし碧さんが転校して来るとは思わなかったなあ」


「本当だよ・・・」


当の本人はクラスの連中に囲まれて質問攻めに合っている。


「ねえねえホントに男なの?」


「俺と付き合わないか?」


「好きです!結婚してください!」


碧は大体の質問攻を笑って受け流している。変な質問が多いのはスルー。


「な、何だあれは・・・・あんな人とのコミニュケーションの取り方があったというのか・・・」


俺は何だか驚いていた。


「多分彼女にしか出来ないだろ、あれだけ可愛ければ男は誰でも・・・・」


「今彼女って言った。」


「あ・・・・」


どうやら一度見ている立石まで魅了されてしまったらしい

それはそうであろう。碧は女に間違われてナンパされるぐらいだからな。


見ているだけで引き込まれてしまいそうな漆黒の髪に、透きとおるような白い肌。瞳は夜の闇のような黒。

体のラインも女性のように細い。背も低く(俺よりやや高い程度)、どこか守ってあげたいような衝動に駆られる。


「まあ・・・・可愛いのは認めるがな・・・・」


主に俺達が碧に魅了され無かったのは全員が心に決めた女性がいたからかもしれない。

朝日は好きな人いるし、大貴はいつもふざけてるけど確か心に決めた人がいたはずだ。

蒼夜は自分を拾ってくれた人にゾッコンで岳斗は何か剣術の師匠だったような気がする。

鏑木は・・・・・あれ?鏑木は・・・・・・・・いいや

俺には香菜がいるしな。(?)


「どうか私を貴方の奴隷にしてください」


「貴方はまるで蝶のようだ」


まだ碧を口説くのは続いているらしい。流石に碧もうんざりしているようだ。


「もう辞めてください!僕にはちゃんと相手がいるんです!」


おお、そうなのか。それは初めて知ったな。


碧が席を立ち、こちらに向かって歩いてくる。


・・・・・・・嫌な予感しかしねえ・・・・・・


碧が俺の右腕を抱くように引き寄せる。


「僕は祐理さんのものなんです!」


自分の顔が真っ青になっているのが分かる。


「「「「・・・・・え?・・・・・」」」」


俺と碧に迫っていた四人の声が重なる。


「そんな馬鹿なああああああああああああああ!!」


「嘘だっ!嘘だああああああああああ!!」


「クエエエエエエエエエエエエエエエ!!」


な、何だ?!ニワトリがいなかったか?


そいつらが憎しみを込めた目でこちらを見る。


「・・・・・生きて返すと思うなよ。」


「あんたは俺が倒す!今日、ここで!!」


「貴方はっ!貴方だけはっ!!」


「クエッ!クエエッ!!」


何故そこでその言葉を使ってしまうんだ?!そして最期の誰だよ!


「「「「我ら四人、生まれし日、時は違えども兄弟の契りを結びしからは、心を同じくして助け合い、リア充達を滅びに導かん。同年、同月、同日に生まれることを得ずとも、同年、同月、同日に死せん事を願わん。」」」」


「どこの誓いだよ!三国志じゃないんだぞ!」


「「「「我ら、愛の伝道師。」」」」


その言葉を合図に愛の伝道師達が襲い掛かってくる。


「あんたって人は!!」


「ラ○ァ・・・・・・私は祐理を討ちたい、ラ○ァ、私を導いてくれ」


「祐理、聞こえていたら君の生まれの不幸を呪うがいい」


「キエッ!クエエエッ!」


揃いも揃って同じパターンのネタ使ってんじゃねえ!誰かと思ったら最期の奴お前か!


「後、お前ら今2083年だからな!半世紀以上前のネタ使ってんじねえ!」


そのネタを知ってることが驚きだ。


その後、しばらく俺は愛の伝道師に追いかけられた。

後で碧に撤回を求めたのだが何故か認めてくれなかった。


**********************



―――――放課後


「祐理さんから血の匂いがします。」


放課後、俺、香菜、立石、白波、碧のメンバーで話をしていた時だった。いきなり碧がそんなことを言い出したのは。


「師匠から血の匂いがするんですか?」


昨日、その話をしているので立石と香菜は知っているが、白波には伝えていないので知らないはずだ。

白波は不思議そうな顔をしている。


「ええ、先程一瞬だけ嗅覚を強化したんですが、その時に祐理さんから血の匂いがしました。」


俺は、出来るだけ平静なフリをしながら返す。


「碧、一つ言っておくとお前からも血の匂いがするぞ。それも俺よりかなり酷い。」


碧はいつもと変わらない態度で笑う。


「え~、そんな酷いなんて言わないでくださいよ。お互い様じゃないですか、ちょっとやりすぎただけですよ。そういうの、五十歩百歩って言うんですよ。」


ちょっと、発言に立石や白波は顔を引きつらせている。


「お前なあ・・・・俺らだけならいいがそういう経験のない奴等もいるんだからあまりそういこと言うなよ。白波は知らないが立石は人を殺したこと無いんだから。」


「は、はあ?!お前ら人を殺したことあんのかよ!?」


「立石、一度でも実戦に出たことがある奴に聞いてみろ。人を殺したことがあるか?って。俺の知っている奴は全員あるぞ。」


「苦しみは、長く続くより一瞬の方がいい、でしたっけ?日光の魔術兵士の教科書の一番最初に書いてあるんですよね、あれ。」


「考えて見れば当然の事だけどな。立石、勘違いするなよ?味方の介錯のことだからな?」


「あ、今僕から血の匂いがするのは違いますよ。」


「碧さん、またテンションあがっちゃったんですか?」


「そうなんですよ、護衛の任務についていたら護衛対象に対して襲いかかって来る奴がいまして、その人達が案外強くてですね、こう・・・・サクッと」


碧が唇の端を吊り上げる。


「こういう時どういう顔をすればいいんだ?」


「笑えばいいと思うよ?」


「立石!そこで某作品の名言を言うな!」


「とっつぁ~ん。」


「次はルパ○三世だと!?クッ、最早俺にはツッコミ切れない!鏑木を呼べ!」


俺達のツッコミ担当、鏑木 猛さんです。


「今頃、鏑木さんは何やってますかね~、北海道で。」


「くっそおおおおおおおおおおおおおおお!!あいつはここにはいないのか!チッ、立石の天敵を呼ぶしかない・・・・」


「ほう、誰かね?呼んでみるがいい」


「君に決めた!行けっ、稲沢大貴!!」


「フッ・・・・来るならな。」


・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・

「フハハハハハハハ!!ワガハイ参上!」


「そんな馬鹿なああああああああああああああああああ!!・・・・・・・ってあれ?いない。」


「兄さんの特技は声マネです。」


「ま、まじか・・・・・本物だと思った・・・・」


「今のはちょっと驚きました。本当に来たかと思いましたよ・・・」


どうやら二人共騙せたらしい。よし!


「兄さん!私も声マネ得意ですよ。」


「うむ、やってみるがいい。」


「行きますよ・・・・『ヒヒッ』」


「ハハハハ、それ誰の声マネだよ。なあ、祐理・・・・・って祐理!?どうしたんだそんな顔して。」


「う・・・嘘だ!そんなはずは無い!あの時、香菜はまだ近くにいなかったはずだ!それは・・・・・それは第一章の最期の辺りで俺がカリスマブレイクした時の発言じゃないか。」


「カリスマブレイク?笑っちゃいますよね。」


「え、ええ・・・・師匠にブレイクするカリスマなんてあったんですね・・・」


横で碧と白波がかなり酷いことを言っているが気にしない。

白波・・・・お前だけは信じていたのに・・・・


「フフフフフフフ・・・・兄さん。私は兄さんの全てを知っているんですよ?兄さんの趣味嗜好から一日の行動。加えて兄さんがいつも妄想していることまで・・・」


「怖い!怖いですよ香菜さん!そんなことまで知っているなんて・・・お前は一体どうやってそんなことを知ったんだ!」


「盗撮に加え、盗聴。後はストーカーぐらいでしょうか?まあ、大した事ではないですね。」


「わーい、昨日俺がぶちのめした奴と同じことやってるよ。」


「師匠についていた血の匂いってそのことだったんですね・・・」


「大体兄さんは大袈裟なんです。私はストーカーなんて気にしてないのに・・・・そうだ、今日その人に会いましたよ?・・・・おお、神よ・・・・とか私に向かって言ってました。」


彼に新しい何かを開拓してしまったような気がするが気にしない。


「香菜は何であいつに会ったんだ?」


「盗撮と盗聴用の道具をもらいに。」


「どうしよう・・・・うちの妹が変な風に育っちゃった。」


「育てたの祐理さんですよね。」


「俺の、俺のミスだあっ!・・・・そう言えば大分話が脱線したな。」


「何の話でしたっけ?」


「思い出せない・・・・立石。思い出せるか?」


「ワリ、俺も思い出せん。」


その後、結局だれも思い出せなかったので、その日はお開きになった。


香菜「私、お兄ちゃんのエロ本見つけました。」

碧「え!どんな奴でした?」

白波「私も気になります。」

香菜「えへへへ~それが、妹萌えのやつばっかりだったんですよ」

白波「弟子萌えは無かったんですか?」

碧「そういうやつは無いと思いますよ・・・」

香菜「その本の人の顔が私に似ていた気がするのは自意識過剰でしょうか?」

白波「それ、多分本当ですよ。」

一同「・・・・・・・・」

香菜「後、また同じ隠し場所を見たら新しい本を見つけまして」

碧「今度はどんな奴だったんですか?」

香菜「同じような本に私の写真が貼ってありました。」

白波「・・・・・・・・・・」

碧「シスコンやばっ・・・」

香菜「何故かそこに私の写真集がありました。撮られた覚えがないのもあったんです。」

碧「このことを祐理さんに言ったら妹の成長を記録してるとか言いそうですね。」

白波「師匠は大丈夫なんでしょうか・・・」

碧「僕のことも盗撮してくれないかな・・・・」

白波「えっ?」

碧「いえ、何でもないです。」

祐理「香菜、俺の変な情報を流すな!」

香菜「ヤベ、お兄ちゃん来た。」

白波「・・・・師匠!許せません!」

碧「分かってますよね、祐理さん」

祐理「何だ・・・この空気は・・・・言っておくがさっきのは殆ど香菜の妄想だぞ?」

碧&白波「え?」

香菜「えへへへへー」

祐理「まあ・・・・妹萌えは本当だけどな」

女性一同?「・・・・・・・・」


前書きも後書きもアホな話に付き合って頂いてありがとうございます。

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