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第ニ話 34
「くっ」
宗介は、身体を逸らしダメージを減らそうとしたが、間に合わず蓮の一撃を喰らってしまった。一見するとダメージが全くないように見えるが、良く見ると少し傷を負っていた。
「ちっ、厄介だな…。見えてないくせに反応できるとか反則だろ」
と、宗介は呟いた。
宗介は、しばらく何か考えているようだったが、刀を構え直すと突然、姿を消した。蓮は、宗介から目を離していたつもりはなかったが、気がつくと姿を消していた。蓮は辺りを見回すが、やはり姿は見えなかった。蓮が周囲から意識を逸らした瞬間――
宗介は蓮のいるところまで一気に距離を詰めていた。
「なっ⁉︎」
ヒュッ、という音と共に宗介の刀が蓮の首元を捉えた。宗介は刀を横に凪ぎ払いそのまま首元を斬り落とそうとしたが、蓮の紫色の死毒が宗介を襲う。
「ちっ」
宗介は、身体を引いて蓮の攻撃を躱す。今度はダメージを喰らう事なく躱すことができた。
「お前さん、実は俺の動き見えてんだろ?」
「いやいや!アンタの動きが反則過ぎて全然見えてねぇよ。姿が消えるとか全然意味わからん。なんかの漫画のキャラかよ」




