38/78
第ニ話 17
宗介は思わず、感嘆の声を挙げてしまう。さっきまでのイライラが、収まっていくのがわかる。
木々がトンネルのように、周囲に生えていて、さながら緑色のカーテンを敷き詰めたような感じになっていた。
さらに、葉の隙間から、陽の光が丁度良い感じで差し込み一層強く緑が綺麗に見えた。
宗介は、これから闘いに行くんだと、思うとなんともいえない気持ちになる。
できるなら、可愛い女の子と二人この道を歩きたいものだと、思った。
本当に…断れば良かったと後悔している。
宗介は背中の細長い棒のようなものを背負い直し、歩き続ける。
しばらく、歩くと高台が見えてきてやがて、大きな公園が視界に入る。
宗介は、息を一つ吐いて高台へ続く階段を一段、一段ゆっくりと登っていく。
景色を楽しむ余裕などないが、否が応でも宗介の視界に入ってくる。
とても人外達を囲っている所だとは、思えないくらい普通の場所。
自分のしてることは、人外狩りと何ら変わらない…宗介は自嘲気味に苦笑いをする。




