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黒崎くんは吸血鬼  作者: 工藤啓喜
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第ニ話 17

宗介は思わず、感嘆の声を挙げてしまう。さっきまでのイライラが、収まっていくのがわかる。

木々がトンネルのように、周囲に生えていて、さながら緑色のカーテンを敷き詰めたような感じになっていた。

さらに、葉の隙間から、陽の光が丁度良い感じで差し込み一層強く緑が綺麗に見えた。

宗介は、これから闘いに行くんだと、思うとなんともいえない気持ちになる。

できるなら、可愛い女の子と二人この道を歩きたいものだと、思った。

本当に…断れば良かったと後悔している。

宗介は背中の細長い棒のようなものを背負い直し、歩き続ける。

しばらく、歩くと高台が見えてきてやがて、大きな公園が視界に入る。

宗介は、息を一つ吐いて高台へ続く階段を一段、一段ゆっくりと登っていく。

景色を楽しむ余裕などないが、否が応でも宗介の視界に入ってくる。

とても人外達を囲っている所だとは、思えないくらい普通の場所。

自分のしてることは、人外狩りと何ら変わらない…宗介は自嘲気味に苦笑いをする。

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