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第一話 17
「お怪我はないですか?黒崎様」
「ああ。身体中痛ってぇけど、なんとか生きてる」
蓮は、あっけらかんと答えるが、エルウィンの表情は、崩れることはなく、真剣な表情だった。
「…すみませんでした。黒崎様。あなたをこのような争いに巻き込んでしまい、怪我までさせて…なんとお詫びすれば良いのか!!このエルウィン一生の不覚!!若様になんと申し上げれば良いのか!!」
「え?え、いやいや。じいやさんの所為とかじゃねーって!俺が勝手に、巻き込まれただけだって!」
蓮は、慌てて弁解するが、エルウィンは完全に、自分の世界に入り込んでいる。どうやら、こうなると、とことん自分の世界に入り込んでしまうらしい。
「いやいや!!このエルウィン!黒崎様にもしもの事がないように、最善を尽くしたつもりでしたが、私の詰めが甘いせいで、危うく黒崎様を死なせるところでした!!!嗚呼。なんとなんと!!お詫びすれば良いのか!!!」
「いや…だから別にじいやさんの所為じゃ…」
「申〜〜し訳ございませんんん!!黒崎様!!!」
「いや!だから!!」
「申し訳ございませんんんん!!はっ!!…怪我が元で、悪い頭が余計に悪く…申し訳ございませんんん!!」
「え?何気に酷‥ってか、頭悪いとか、思われてた俺!!!」




