「名前のナイ世界」 あとがき・反省文・個人的雑感
『名前のナイ世界』を最後まで読んでいただきありがとうございます。
今回も、以下に簡単なあとがきや雑感、反省文などを残していきたいと思います。
・主人公『田之上有理紗』について
現実世界においては東京に在住する普通の高校二年生。
性格はぶっきらぼうで捻くれ者だけど、心根はどうしようもなく優しい、少し優しさが過ぎる少女。
本編でも触れている通り、優しいというよりかは見て見ぬフリが出来ないという少し偏屈した性分で、優しいと言われれば何か違うと本人は思っています。
ネーミング等は基本、その時々の思い付きがほとんどなのであまり強い意味はありません。
ただ、登場人物に漢字を用いる時は、何かしらの理由がない限りはだいたい現実にも居るんじゃないかなぁっていう風なリアリティを少し混ぜて、一般的な当て字(ナチュラルに変換で出てくるモノ)にしたりしているつもりです。
なお、初稿とは設定が違っていて、優しい性格どころかイジメっ子設定で最初は出来上がっていました。
作中の親友に突き飛ばされて――という件が、イジメられた報復に突き飛ばされた――ってのが最初の案でした。
実は、個人的に『優しさ』ってのが裏テーマとなっていて、最初のアイディアでは突き飛ばされる理由としてはシックリくるけど、優しい人間がイジメをする矛盾となってしまうので変更しました。
突き飛ばされる理由としては、少し希薄じゃないだろうかと書いてから不安になる。
そういえば、声のイメージはあんまり付いていない。
うーん……園崎未恵さん……とか? かな?
女の子としては少し低めのイメージです。
・《赤ずきん》について
本作のキーパーソンであり、アリサにとって恩人でもある人物。
少し語るのは早いかとも思いましたが、まぁモデルやら何やら語る程度ならネタバレにはなるまいと判断しもそもそと書きます。
前回のあとがきの通り、このお話は『ブラッドボーン』の影響を強く受けており、彼女のモデルもまたゲーム内に登場するキャラクターの一人である『烏羽の狩人』もしくは『狩人狩りアイリーン』となっています。
ゲームをプレイした方ならわかるかもしれませんが、序盤で出会うと助言を、その後の展開次第では共闘も対立もするキャラクターなのですが、このキャラクターを個人的に気に入っていて、そこから使わせてもらいました。
あくまでモデルというだけで、ゲーム内でハチェットを使ったりとかはしていません。ってか、あのゲームの斧って両手で持つ変形武器だけだし……
こちらも声のイメージは特に無し。(あれ、何か珍しいな)
うーん……瀧本富士子さん……とか?
渋くてカッコイイ系のおばあちゃんボイスが望ましい。
・本編中の異能力――『七ツ目ノ感覚』について
異世界転移して、異能力に目覚める。
昨今ありふれ過ぎたテンプレートのひとつ。
本作での異能力の名称は七ツ目ノ感覚。
一度死んだ人間だけが至る、第六感を越えたその先の感覚。
そのまんま、単純に第六感の次に在る存在としてネーミングし、設定しました。
ここはほとんど初稿と変わってない……のかな。
異能力以外にも、現実世界で死んでこの異世界に辿り着いた人間は身体能力などの枷も外れており、修行や鍛錬次第ではすさまじい身体能力を身に付けることが出来ます。
あくまで、枷が外れているというだけである程度の鍛錬とかをしないとトンデモな人間にはなりません。
ソシャゲ風に言うのであれば、限界突破はしてあるけどレベルはそのまんま……みたいな?
感覚というキーワードで、あんなふざけたパワーが生じるのは語感的にどうなんだろうと有理紗みたいな風なコトを思いましたが、設定した以上これで行くのです。
なお、有理紗が持つ『過力 オーバーパワー 』は、やり過ぎる力から『過力』。
名前は、FF14の戦士の範囲攻撃スキルから拝借。
・文章量のバランスについて
作品――というか、なろう(ウェブページ)で掲載するにあたっていつも気にかけているのが、1話に対する文章量。
基本的に、長過ぎず短過ぎずを目標として本文を書き上げている次第ですが、当然ながら文章量というのは本文の無いように多分に影響されるワケでして。
例えば「名前のナイ世界 第2話」においては、箸休めというか繋ぎの部分として書き上げてしまったため他に比べると圧倒的に文章が短いです(2000字に満たない
こういうの、読んでる側としてはどうなんでしょう?
それとも、単に気にし過ぎなだけかなぁ……
これにて、お話の『中』にあたる『名前のナイ世界』は終了となります。
次回からはお話の『下』こと最終章『そして、赤いサヨナラを』が公開となります。
《赤ずきん》を見かけたという噂の中央市街へと辿り着いたアリサが目の当たりにしたものは。
彼女との再会を果たしたアリサの物語の終着点はどうなるのか。
せっかくここまで付き合ってくれたんなら、いっそ最後まで付き合ってみませんか?
ということで、待て次回。




