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魔王様に俺を捧げたい! ~バグりまくった世界で女の子たちとハチャメチャ異世界生活、女神はバグ直せよ~  作者: 緑ノ妖精Ⅲ
七章 魔獣編

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二百十三話最高の結婚式やろ?

色々間違えているが問題ない。


 明日アスカ教会で俺たちの結婚式が行われる。もう緊張してきた。胃が痛い。


『逃げるでないぞ?』


「逃げませんよ、逃げて何があるんですか、というかなんでいるんですか?」


 女神が勝手に俺の部屋へ入ってきた。別にいいけど。


『これから結婚式の練習をする。だから呼びに来たんじゃ』


 そういえば俺がやらかさないために練習をするんやった。でも神父役の気のせいのほうがやらかさない?


『大丈夫じゃ、昨晩徹夜で練習させてきた』


 うん、じゃあ大丈夫だ。俺も練習というかおさらいをしておこう。




 女神との練習はいよいよ終盤だ。


『そしてキスじゃ、さあやるぞ』


 女神は目をつむり、口を突き出してきた。もちろん──


「ぷすっ」


『うぎゃーーー!! なんで鼻にぶっさすんじゃーーー!!』


 やるわけがない。それから女神と練習を数十回し、できることはやり尽くした。えりちゃんの結婚式やから、絶対に失敗はできないしな。


『どちらかと言うとおぬしのなんじゃが……』






──結婚式当日──


 待ちに待った結婚式、えりちゃんはもう準備始めてるらしいし、他の嫁たちもえりちゃんを見に行っちゃった。でも女神だけは残ってくれるらしい。


「よう久しぶり」


 ニット帽を被った男が話しかけてきた。誰だこいつ?

 久しぶりって言ってるから知り合いなんだろうが、全く知らない。


「ごめん覚えてない」


「後藤やぞ?」


「うん、ごめん覚えてない」


 後藤ねえ、ホンマに覚えてないんだが。そして他にも俺の友達を名乗る男たちがいたが、俺は誰一人覚えていなかった。もしかして記憶喪失?


『う○こ星人じゃ、おぬしの友達が誰一人来んかったから代わりの人を呼んだんじゃ。さっきのう○こ星人はハママツでデートしたときに上にいたう○こ星人じゃ』


 ああ、ごめん覚えてない。というか友達おらんかったんか……


『いやおったのはおった。じゃがみんなケチでお祝儀渡すのが嫌だからと来なかったんじゃ』


 うん、そういえば数人仲良かったやついるけど、みんなケチでどこにも遊びに行かなかったな。はははははーー


『とりあえず挨拶回りに行くぞ』




「こんちわーー」


「魔王様、どうぞこちらへ」


 魔玉が四つん這いになっている。座れということなんだろうがなんか触れるのが嫌なので1ミリ浮いて座ることにする。前もこんなことがあったような。


「肩お揉みします」「足お揉みします」「脇腹お揉みします」


 子分たちが俺の肩と足と脇腹を揉んでくれ……


「脇腹やめろーー!! うぎゃーーー!!」


 脇腹を揉んできた子分はエア操作で潰しておいた。

 さあ、次に行こう。


『やりすぎじゃ……』



 鬼がたくさんいる。俺はそこを避けて通ることにする。


『いや挨拶に行け!』


 鬼と言えばあいつらだ。俺は恨みを買っているので正直に言えば行きたくない。


『挨拶だけしておけばいい』


「こーんにちわーーー!!」


 俺は大声で挨拶をした。ミッションコンプリート


『ちゃんと挨拶に行けーーー!!』


「うぎゃーーー!!」






 とうとう結婚式が始まった。いよいよ入場だ。まだえりちゃんのウエディングドレス姿を見ていないが楽しみにしておこう。


『新郎の入場です! ~♪︎』


 音楽が流れ出した。うーん、なんでM‐1の曲!?

 まあちゃんとタイミング合わせて、手を振りながら入っていく。


「『はいどうも~』」


「ってちゃうわチョップ!」


『うぎゃーーー!!』


 神父の気のせいをしばいてやった。何ボケてんねん!

 えりちゃんのときそれやったら許さんぞ?


 というか会場を見渡すが嫁たちがいない。女神までいない。どこ行った? いや無駄なことを考えるな、これは大事な大事な人生で一回だけの、えりちゃんの結婚式だ。


『気を取り直して、新婦の入場です! ~♪︎』


 今度はうって変わって結婚式に流れそうな曲が流れ始めた。気のせいお前ってやつは。さて、お楽しみのえりちゃんの入場だ。


「おう……」


 俺は感動して声が出た。ウエディングドレスを着たえりちゃんが美しい、白いとなんか雰囲気変わるな。と、お義父さんが手を繋ぎ入ってきた。すでに涙を流している。はええよ。


『ゆうたさん、私と生涯を共にし、愛し合うことを誓いますか?』


「はい誓いませんチョップ!」


『うぎゃーーー!!』




「ゆうた大好きっ!「ちゅっ」」


 えりちゃんに不意を突かれた。


「ちょっと待ったーーー!!」


 ドンッ!! と勢いよく扉が開かれた。


『ぶおーーー!! 行くぞ!! 合同結婚式じゃーーー!!』


 そして女神が吹いた法螺貝(ほらがい)を合図に、ウエディングドレスを着た嫁たちみんなが乱入してきた。


 うーん、なんじゃこの結婚式はーーー!?


「最高の結婚式やろ?」


「えりちゃーーーん!!」


 えりちゃんの案だったらしい。女神によって量産されていた指輪を一人ずつ左手の薬指にはめて、誓いのキスをした。


「ぷすっ」


『うぎゃーーー!! なんでわらわだけ鼻なんじゃーーー!!』


 もちろん女神は例外で鼻である。


 この後の披露宴で、疲労でえーんえーんしたのはあながち間違いではない。だが無事に結婚式が終わった。これで俺とえりちゃん、その他大勢は正式な夫婦になった。


 めでたしめでたし。

『私だけ忘れてませんかーーー!!』


 気のせいじゃないですか~?

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