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魔王様に俺を捧げたい! ~バグりまくった世界で女の子たちとハチャメチャ異世界生活、女神はバグ直せよ~  作者: 緑ノ妖精Ⅲ
七章 魔獣編

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二百十二話全世界武闘大会後編、借金の行方


 攻撃に当たる寸前にしゃがみ、波にアッパーをして勝ったえりちゃんが戻ってきた。


「どうやった? ヒヤヒヤした?」


「無茶苦茶した。次はもうやめてや」


「やらんやらん、マオちゃんには魔法戦するから」


 準決勝は魔王対決、確実にえりちゃんが勝つことだろう。そしてえりちゃんは低い声でカッコよく言う。


「それよりゆうた、決勝で会おう」


「決勝で会おう」


 それに続いて、俺も低い声で言った。これがなんのセリフか知らんけど。


『相変わらず仲が良いですね~』


 そりゃそうよ、もうすぐ結婚するんやから。


『フラグですね?』


「ちげえよーー!!」




 シオンを準々決勝と同じようにワンパンして帰ってきた。死亡フラグなんてなかった。強いて言うなら3位決定戦が死亡フラグだ。


 きっと優勝できるので2000万糞ゴールドは稼げる。これを引いた借金は4000万糞ゴールド、手持ち金的にどちらかに全ぶっぱしないといけないと思う。


 シオンか、マオちゃんか、俺はどちらを信じるか。


『ゆうたさん、ここで全ぶっぱはリスクが大きすぎます。ちゃんとリスクヘッジをしないとダメです』


「リスクえ○ちってなんなん?」


『なに言ってるんですか、リスクヘッジは損失を抑えるために工夫すべきという意味です。ゆうたさんの頭の中はえ○ち回路しかないですししょうがない──』


「チョップ!」


『うぎゃーーー!!』


 確かに気のせいの言う通り、リスクヘッジとやらをしないといけない。全ぶっぱはさすがにまずいか。しかしモニターに予想が出ているが、借金を全て返すには全ぶっぱするしかなさそうやぞ?


『いやいや、ゼロになっちゃったらどうするんですか? もう賭けないという選択肢もありますよ!』


 残念だが気のせい、俺はギャンブラーモードに入っている。賭けないなんて考えられない。


 さて、どちらに賭けるか決めないといけない。


 マオちゃんは相手と同じ土俵に立ち正面から潰すという、えりちゃんとはまた違う、嫌な勝ちかたをして勝ち上がってきた。


 対するシオンは氷河期のパワーで押し込む戦法で勝ち上がってきている。


 二人の傾向を見るに、マオちゃんは氷魔法でシオンに挑むのだろう。マオちゃんはシオンの氷河期に氷魔法で勝てるか? ということだが、果たしてどうだろう。


 うーん、さすがに氷魔法じゃシオンやんな。俺はマオちゃんがシオンに技威力で負けると予想した。シオンに全てを賭けよう。



 試合が始まった。


「【エターナルブリザード】」「【氷河期】」


 俺の予想通りマオちゃんのエターナルブリザードにシオンの氷河期がぶつかる。若干シオンが押している気がする。ここまでは俺の予想通りだ。あとは応援をするだけだ。


「頑張れーーー!! シオーーーン!!」


 俺は全力で声を出した。シオンもそれに反応し力を強めた。頼む、俺の全財産がかかっているんだ。シオン、信じてるからな。そしてそれに気づいたマオちゃんも技を放つ。


「【ブレイブインフェルノ】」


 ブレイブインフェルノ!? ここで火魔法!? これはまずい! シオン耐えてくれーーー!!


 しかしマオちゃんのブチギレブレイブインフェルノは氷を溶かしてゆく。そしてシオンに届いた。


「やめろーーー!!」




『マオちゃんに借金分請求しよ、とか考えてませんか?』


「気のせいじゃないですか~?」


 俺は全財産を失った。これにより借金を全て返せる見込みがなくなってしまった。1000万糞ゴールドは確実にもらえるが、それは今日のために借りたお金と同額である。つまり、意味がない!


『ゆうたさん、決勝頑張ってください』


「おうよ」


 借金は返せないが、せめて優勝しないといけない。相手はえりちゃん、本気でやらないといけない。


「ゆうた、全財産失ってやる気なくなってるかもしれんけど、本気で頼むわ。一回本気で戦ってみたい。あと一応いくら攻撃されても痛くないし手加減せんといてな」


「わかってる、えりちゃんがそんなに言うならやるわ」


「頼んだで」


 えりちゃんと本気でバトルか。ゲームではボッコボコにされるが魔法力、パワー、両方俺の方が優れている。ゲームではない、だから俺も本気をだせる。


『決勝戦開始じゃ!』


 女神の合図により決勝戦が始まった。もちろん初手は両者、深淵終焉の速射である。


「「【深淵終焉(アビスデッドエンド)】」」


 二つの闇線はフィールドの真ん中で押し合っている。これは長い戦いになりそうだ。


「「うおーーー!!」」


「「「ゆうた頑張れーー!」」」


 みんなによる応援のパワーでーーー!!


「おりゃーーーーーー!!」


 押し込んだーーー!!






『優勝おめでとうなのじゃ』


「どうも……」


 俺は表彰台の上で全世界武闘大会優勝と書かれたトロフィーを渡された。まさか深淵終焉(アビスデッドエンド)だけで勝てるとは思ってもいなかった。そもそもの魔力量が桁違いだからだ。女神と気のせいは、さらに桁が違うけど。


 二位はえりちゃん、三位はマオちゃんという結果に終わった。魔王つえーー。そしてマオちゃんは目を合わせてくれない。三位決定戦マオちゃんに掛けてたらよかったな。シオンも俺を避けてるようやし……






『あの感じじゃと大幅なルール変更が必要じゃな、まあ変えたらおぬしは勝てなくなるが……』


 それはそう。俺はこの力がなければただの雑魚やし。というかこのトロフィー売っていい?


『ダメじゃろ、名前入りじゃし。そうとわらわとエキシビションマッチはどうじゃ? 勝てたらわらわが借金を肩代わりしてやろう』


「エキシビションマッチって、客みんな帰っちゃいましたけど? あと何で勝負するんですか、いい感じの戦いになるやつで頼みますよ」


『そりゃもちろんえ○ちなバトルに決まっておる』




 試合フィールドにて


「ぷすっ」


『うぎゃーーー!! そうじゃなーーーい!!』


「ぷすっ」


『うぎゃーーー!! や、やめっ!』


「ぷすっ」


『うぎゃーーーーーー!!』


 俺は女神に勝利し借金がパーになった。やったーー!

作者の頭もパッパラパー

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