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魔王様に俺を捧げたい! ~バグりまくった世界で女の子たちとハチャメチャ異世界生活、女神はバグ直せよ~  作者: 緑ノ妖精Ⅲ
七章 魔獣編

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二百十四話魔王様に俺を捧げたい!


「うぎゃーーー!!」


 これは俺がこの世界に来て最初に発した言葉である。


 だが俺は赤ちゃんではない、十代後半のイケイケな男だ。ならなぜそう叫んだかって?


 ゴブリンみたいなやつが追いかけてくるからだよー!!


 せっかく転生したのに目の前にゴブリンみたいなやつがいるなんて、普通は思わないよ。しかもなんなんだこの森は? 出口はどこなんだ!? というか、出口というのはあるのか?


「ゴブゴブ!」「ゴーゴー!」「ブリブリ!」


 くそが! なんで増えるんだよ!


 俺はただ逃げることしかできない、もし俺がチート持ちの転生者だったらよかったんだが、無い物ねだりしても意味がない。なんとか現状を打破するしかない。


 というかゴブリンってスタミナ尽きないの? 無茶苦茶逃げてるんだが、俺……無茶苦茶逃げてるんだが!?


「ゴリゴリ!」「ゴンゴン!」「ブリブリブー!」


 けれども増え続けるゴブリン、小学生のときのマラソン大会で二位だった実力があるからなんとか逃げられている。しかしもうスタミナが持たない。


 というか俺は転生してきたこの世界がどんななのかさえも知らない。さすがに知りたいわ!


 ゴブリンがいるのはわかった。ならば魔法とかそういうロマン溢れるやつもきっとあるんだろう?


 俺はこの世界のことが知りたい。

 それで最終的にこの世界の主人公になってやる!!


 俺は小学生のときに空手を少々習っていた。虹帯までいった実力を見せてやろうではないか。


 そう俺は決心した、だがそのときにはすでに遅く、木が倒れている場所、いわゆる行き止まりに誘導されていた。なんて頭がいいんだ、俺みたいに……脳筋ではないのか……


 俺は八体のゴブリンに囲まれている。こいつらが美少女ならよかったんだが残念ながらゴブリンだ。


「ゴブゴブ!」


 一匹が俺の正面にやってきた、もしや正々堂々と勝負する気か?俺は空手の虹帯所持者だぞ、って言ってもわからないか。


「ゴブー!!」


 そのゴブリンが拳を握り助走をつけてやってきた。

 距離は十メートル、到達予測タイムは三秒

 こういうやつの対処法はわかっている、何度かひったくりを駆除した俺ならできるはずだ。


 ゴブリンの間合いに来たタイミングに俺は腰を引き、布で覆われている股間へ向けて、下からアッパーーー!!

 オスならここが急所だろ?って……


「いってぇーーーーーー!!」


 拳がいたいだけでゴブリンにはあんまり効いていないようだ。どうやらメスだったか……


 クソッ、メスとわかってなら腹パンをしていた。

 というかゴブリンなんかにオスメスあんのか?


「ゴブゴブ!」「ゴリゴリ!」「ゴロンゴロン!」


 俺から十メートルほどの距離にあった包囲網は、徐々に縮まり、ゴブリンの集団がすぐ目の前に迫る。


 さすがにここまでか、俺の人生クソ短かったな……


 俺は生き残ることを諦め、静かに目を閉じた。


「ゴブゴブ!!」


『【深淵終焉(アビスデッドエンド)】』


 なにかが聞こえた。


「ん?」


 目を開けると、俺を囲んでいたゴブリンたちは闇となって消滅した。


「ええーー!?」


『大丈夫か?』


 黒い服を着た黒髪の男が空中に浮いていた。魔王と書かれたマントが風に揺れている。

 なんというカッコいい姿、ずっと俺はああなりたかった、憧れていた、人を助けるヒーローに。


「はい……助けていただきありがとうございます……」


『ああ……』


 そしてクール、俺のこの人に対する好感度が上がってゆく。


「それであなたは?」


『俺は世界最強の魔王だ、魔王様と呼ぶがいい』


 俺はゴブリンに襲われているところを魔王様に助けてもらい命拾いをした。もう異世界で主人公とかやめだやめ、この方こそこの世界の主人公の魔王様だ。


『転生者、ついて来い』


「はい、どこまでもついていきます!!」


『どこまでもはついて来なくていい』


 魔王様はそんなことを言いながらも街に連れていってくれたり、仕事まで探してくれたり、とても優しかった。


 だけど……魔王様はいつの間にかいなくなっていた……




 俺は魔王様にまた会いたかった、だから仕事をやめ旅に出ることにした。


 山を超え谷を越え、海を越えう○こまでも越えた。

 そしてとうとう魔王城というものを発見した。




 だが魔王城には入れなかった、許可がないとね。だから必死に勉強した、できることはなんでもやった。


 そしてとうとう魔王様に会うことができた。


『えー、下水道の詰まりを解消した功績を褒め称え、ここに表彰する』


「あの! 俺は昔ゴブリンに襲われてて、そこをあなたに救ってもらい命拾いをしました、だから俺は魔王様、あなたにずっとお礼がしたかったんです」


『すまん、覚えてない』


 俺は魔王様に忘れられていた、とてもショックだ。

 でもどうしても恩返しがしたい、魔王様の役に立ちたい。


 俺はこの功績が認められ、特別に魔王軍に入ることができた。

 そこでも懸命に働いた、そしてどんどん出世し──


『四天王昇格だ、よくやった』


 俺は魔王様直属の部下、四天王の一人となった。




「魔王様! どうしましたか?」


『実はここで初めて会ったとき、お前のことを覚えていた。お前は覚えていないと言われるとすぐ諦め、どこかに行くと思っていたがその考えは間違っていたようだ。お前は努力し魔王軍の誰もを認めさせた。俺でさえな』


「ということは」


『お前は転生者であり努力の天才だ、こんな辺境の地にいてもいいことがない、都会でお前が本当にしたいことをするがいい』


 俺が本当にしたいこと……


 俺は……




 魔王様に俺を捧げたい!


 いや、お前誰やねーーーん!!


 【1部完結】

 約一年の連載、約50万字でやっと1部完結。


 元々はこのオチ、10万字で完結させる予定だった。しかし、そうはならなかった。だってまだ気のせいの謎が……解決していない。それは3部で……


作者『うぎゃーーー!!』


 ゆっくり頑張るそうです。ここまで読んでくれてありがとね。よかったら気のせいポイントをください。


気のせい『はいどうぞ』


 やったーー! う○この化石だぁーー! っていらねえーーー!! チョップ!


気のせい『うぎゃーーー!!』


なんやこの茶番は……

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