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法術装甲隊ダグフェロン 永遠に続く世紀末の国で 新年度の『特殊な部隊』  作者: 橋本 直
第十三章 『特殊な部隊』の新たな日常

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第77話 やけに絡んでくる『女王様』

「おい、神前。オメエあのかえでの餓鬼と手をつないで隊舎まで歩いて来たらしいじゃねえか。言っとくぞ。あの餓鬼の脳内はかえでそのものだ。そしてあのお袋の脳内はかえでにより洗脳済みだ。オメエは8歳女児と淫行を働いて今度はランの姐御や叔父貴でもかばいきれずに刑務所に行くことになる。大変だな」


 着替えを終えて機動部隊の詰め所に入るとそこにはランとかなめの姿しかなく、誠を見つけるなりかなめは誠に向けてそう言い放った。


「僕はロリコンじゃないですよ。それに……僕のは大きすぎてあの子には入りそうにないし」


 言い訳するように誠はそう言いながら自分の席に着いた。


「そんなことを言うってことは行くところまで行く想像をしていた訳か?変態だな。オメエが第二小隊に移ってからかえでの変態性は減って来たが代わりにオメエが変態になった。カウラの奴もオメエが変態だと知って最近は無修正動画を送ってきてねえらしいじゃねえか。今からでも遅くはねえ。かえでと完全に別れてアタシのものになれ。縄と鞭と蠟燭でアタシ無しでは生きていけない立派な男にしてやる」


 かなめは舌なめずりをしながら誠に向けてそう言った。


「西園寺さん。それのどこが『立派な男』なんですか?それは『立派なマゾ』と言うんですよ。僕はそう言う方向性での変態になりたいわけではありません」


 誠はどこまでも愛とは縄と鞭と蠟燭を伴うものと信じてやまない『女王様』であるかなめの脳内について行けず彼女を無視して端末を起動した。


「じゃあ、オメエはかえでを選ぶんだな?全裸のアイツに鎖を付けて街中を歩いて警察に捕まるのがそんなに楽しいか?」


 無視を決め込む誠に向けてかなめはそう言って歩み寄ってきた。


「いくらかえでさんでもそんな要求はしてきません!それにかえでさんは僕の好みの女性になると言ってくれました。自己中心的な西園寺さんとはえらい違いですね」


 やけに絡んでくるかなめに向けて誠はそう言って再び視線を端末の画面に移す。


「そんなのアイツが我慢できるわけが……ああ、アイツは行為中に過激な方向にもっていくようにオメエを誘導するつもりなんだな?オメエはそう言うゲームとか同人誌とかが好きだってアメリアが言ってたからな……ただ、その結果かえでが死んだらオメエは殺人犯だぞ。かえではあの世で喜ぶだろうがそれでもいいのか?」


 どこまでもしつこいかなめに誠は完全無視を決め込んで誰か機動部隊の隊員が入ってきてかなめを止めにかかるのをひたすら待っていた。

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