↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
法術装甲隊ダグフェロン 永遠に続く世紀末の国で 新年度の『特殊な部隊』  作者: 橋本 直
第八章 『許婚』はドM 

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

47/144

第47話 ドMとドSの姉妹喧嘩とどちらともかかわりたくない誠

「これだからマゾは困るんだ?おい、マゾ。オメエの本性を晒してみろ……オメエは本当は神前の野郎にどうして欲しかった?」


 見下すような視線でひよこの治療を受けているかえでを見下ろしながらサディスティックな笑みに軽蔑を交えてかなめはそう言った。


「ふっ、所詮は男をなぶりものにすることでしか快楽を得られない姉さんらしい発想だね。ただ僕がもっと誠君にいたぶってもらいたかったのは事実だよ。両腕を切り落とし、両足を切り落とし、何も抵抗できなくなった僕の戦闘服を脱がして姉さんの目の前で欲望の赴くままに……」


 かえでのあまりに異常な願望に誠は唖然とした。


「日野少佐。そこまで傷を受けたら私のヒーリング能力でも失血を止められないですから死んでしまいますよ……」


 あきれ果てたひよこはそう言いながらかえでのももに手を当てる。その手が光り傷はみるみる塞がっていった。


 誠もアメリアの18禁同人誌によくある展開だったがそんなことは誠も望んでいなかったので呆然と恍惚な表情から痛みが引いて正気を取り戻していくかえでを見つめていた。


「かえでさん。僕はそこまで変態では無いんで……」


 そんな言葉にかえでは倒れたままで余裕の笑みを向けてくる。


「ひよこ君の指摘ももっともだ。甲武の岡場所では両手両足を切り落とした『達磨』と呼ばれる女郎ばかりの店があってね。僕もその中の一人の女性に興味を惹かれて通っていたものだ……彼女のような境遇になるのも僕のあこがれの一つだ……君の為ならすべてを捨てることをいとわない僕はそんな風に君に……」


「嫌です!と言うか甲武はおかしいですよ!」


 かえでのあまりの被虐思考に誠は思わずそんなことを叫んでいた。


「なあに、金と身分で何とでもなる甲武にゃそんな店の一つや二つあっても不思議はねえわな。実際、地球の金持ちにはそう言う趣味の連中がいて何十人と金で買った最下層の女をそうして遊んでいる動画が租界の秘密クラブじゃよく流れてた……地球の真似が大好きで王族には金がうなってる上に女の地位が低い西モスレムにも数人そう言う趣味の王族もいるらしいぞ。おい、マゾ。オメエはやっぱ神前にはふさわしくねえや。神前はどうやってもお前好みのご主人様にはなれそうにねえからな。アタシがしっかり調教して縛られて屈辱に悶えるコイツの面を見る方がこいつの幸せなんだ。やっぱ神前はアタシがもらうわ」


 かなめはタバコに火をつけながら倒れたままの喧嘩中のかえでに向けてそう言い放った。


「あのー、西園寺さん。僕にはそう言う趣味もないんで」


 そう言い訳する誠にかなめは鋭い視線で無言で威圧して来るので仕方なく誠は手にした剣を手にそのまま訓練場を後にした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。