↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
法術装甲隊ダグフェロン 永遠に続く世紀末の国で 新年度の『特殊な部隊』  作者: 橋本 直
第八章 『許婚』はドM 

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

46/148

第46話 ドMの本領と虐殺ショー

「まったくかえで様にも困ったものですね……進歩と言うものが感じられません。まあ、ご本人としては多少はお考えになられた結果なのでしょうが……これでは……また私の野望に一歩近づいてしまいましたよ」


 待機場を出て真っ先に顔を倒れて痛みと流血のもたらす快楽で打ち震えているかえでから目をそらしている誠の傍まで来たリンはそう言って遅れてきたひよこの治療を言い訳を付けて拒否しているかえでを見ながらそうつぶやいた。


「でも、戦闘訓練にはなりましたよ。茜さんではあそこまで機動的な動きをしてくることは無いですから」


 誠はいやがるかえでに無理やりヒーリングをかけた上に胸を隠してその流れる母乳を吸い取るべく厚い毛布をかぶせられたかえでに目をやった。


「そう言ってもらうと嬉しいな……ただ、もっと激しく僕を斬りつけて欲しかった……今からでも……」


 真正のマゾヒストのかえではさらなる誠の剣撃を期待して笑顔で誠を見つめてくる。


「自分から怪我をしに行くような人の治療はしたくありません!これは任務だからやっているだけなんですからね!」


 自ら痛みを求めるという自分からは理解不能な行動をとりたがるかえでに向けて医療関係者らしくひよこはそう忠告した。


「おい、日野。オメーの学習能力は島田プラス一程度だ。結果が同じじゃしばらくは神前との模擬戦はさせられねーな」


 遅れて歩いて来たランはそう冷たくかえでに言い放った。その後ろではいかにも妹の無様な様にサディスティックな笑みで嘲笑するかなめと攻撃的な法術を使用できないために参加できないでいるアンが不安そうに二人を見守っていた。


「クバルカ中佐。じゃあしばらくは嵯峨警部が暇な時か……いつもの中佐による僕の虐殺ショーばかりの日々になるんですか?」


 誠はひたすら足のけがの痛みを快感に感じてひよこの治療を拒否しているかえでを見ながらそうつぶやいた。


「日野よりは渡辺の方が学習能力がありそうだ。実力的には神前が手加減する形になるから……まあ、虐殺ショーなんて言い方はねーだろ?あれは愛の鞭だ」


 ちっちゃなランは誠の前で腕組みをしてそう言った。


「両手両足を吹き飛ばすのを虐殺ショーって呼ばないでなんて呼ぶんです?僕はマゾじゃないですからかえでさんみたいにそんな事では気持ちよくなれませんよ」


 ひよこに押し切られて大量に出血している足の付け根の治療をされながら痛みのもたらす快感に打ち震えているかえでを見ながら誠はそう言ってため息をついた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。