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法術装甲隊ダグフェロン 永遠に続く世紀末の国で 新年度の『特殊な部隊』  作者: 橋本 直
第八章 『許婚』はドM 

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第45話 なんやかんや言いながら相変わらず変態だったかえで

 誠とかえでが向かい合う白兵戦闘訓練場には第一小隊、第二小隊の面々と機動部隊長のラン、そして確実に発生する重傷にそなえてヒーリング能力を持つひよこが控えていた。


「さあ、そろそろ始めようか」


 そう言うとかえでは腰の甲武国の国宝でもある愛刀『鬼切丸』を抜いた。誠も対抗して嵯峨に預けられた遼帝国帝家の秘剣『賊将の剣』を抜く。


『準備は良いか?日野!手を抜けよ!いきなり神前が首ちょんぱなんて見たくねーかんな!』


 ランの叫びが通信端末からこだました。


 中央にあるミサイル攻撃にも耐える対弾性を誇るカプセルの中にいるカウラが静かに手を上げて模擬戦が始まった。


 次の瞬間には50メートル先にいたはずのかえでが誠の目の前に立っていた。時間スライド移動による一気の加速。かえでの得意とする移動術だった。


 誠は素早くこれをかわして剣をかえでの右肩に振り下ろす。


 かえではまるで読み切っていたようにこれをかわすとすぐに姿を消した。


「瞬間転移?」


 嵯峨やランも使える瞬時に空間を捻じ曲げて移動する技に戸惑う誠。


「ここだよ!」


 背後の声で振り返った誠の左肩をかえでの太刀が襲うが誠は持ち前の剣道場の跡取り息子の意地でこれを防いだ。


「ああ、いい動きだ。と言ってももしこれが義父上だったら声もかけずに君の左肩を切り落としているところだったろうがね」


 かえでは笑みを浮かべてそう言うとその場で太刀を構える。


 かえでの動きが止まった瞬間、誠はとりあえず法術弾を放った。かえでは誠のせいで使えるようになった干渉空間でこれを防ぐ。


『日野の奴……手加減はしろとは言ったがアタシは遊んでいいとは言ってねーぞ。あそこで干渉空間なんて神前のひ弱な法術弾相手に使う必要なんてんーなねーか……また八百長か?』


 苦々し気なランの声がまことの感覚通信にも響いてきた。


 法術弾と干渉空間の接触で起きた爆発で一面が煙に覆われて視界が一気に落ちる。誠は見失ったかえでを探してエリアサーチでそのかえで特有の強大な法術の源を探った。


 それはすぐ背後にあった。


 誠は振り返りすぐさま剣を右に薙ぎ払った。


「うっ!」


 誠は剣先にかすかな手ごたえを感じて一気に間を詰めた。


 そこには戦闘服の上から乳房を斬られて流血するかえでの姿があった。胴体への攻撃は禁止されているので謝ろうとして歩み寄る誠だが痛みが快楽であるかえではまるで気にせずそのまま誠に斬りこんでくる。


 かえでの剣撃が左から誠を襲うが、誠はその位置は読めていたので今度は胴体ではなく左の太ももへと剣をつきたてようとした。


 しかし、かえではわざとそれが自分の戦闘服のより胴体に近い方に当たるように移動したため、誠の剣はかえでの内ももを大きく切り裂き、股間を覆っていたかえでの戦闘服がはぎとられる形になった。


『変態被虐願望付き露出狂が……痛めつけられて悦に言ってやがる。ランの姐御!訓練中止だ!ひよこ!とっとと治療しちまえ!アイツは痛いのが大好きだからな!そして見られるのも好き……とんでもねえ妹を持ったもんだ』


 誠の前で股間をあらわにして快楽に打ち震えて倒れるかえでを一瞬見た誠だが、そのかえでの満足そうに自分の巨大な乳房から流れる血とその乳首から流れる母乳を啜る姿を見て顔を真っ赤に染めて目を逸らした。

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