前進
『そうかあ。ありがとうテル。』
『は、、はい、、』
テルにお願いしていた、りょーちゃんを襲った奴らの親玉は結局わからなかった。
『しかし、どうやって調べたんかね。』
暴行を働いた奴らの経歴、学歴、家族構成。
プロの探偵でも雇ったのだろうか。
大層お金がかかったのに、テルはお金は要りませんの一言。
『とりあえずみんなダンサー、、ということくらいしか共通点がないなあ。』
ダンサーという共通点。
単に面白がってボコボコにしたのだろうか?
ただリスクが高すぎる。
ああ金か何か利権か、、、
『トカゲの尻尾切りだなあ。』
とりあえず根本的な解決に至らないのが現状だ。
『うーん、まあ企画も進めないといけないし、、』
PRは動画でやるにして、
チラシをどう配るか。
りょーちゃんのこともあるし、
私らが街中で配るのはリスクが高い。
とはいえ業者に任せても、業者が嫌がるだろう。
りょーちゃんがいたダンススタジオなんて、絶対置かせてくれないだろうし、、、
チラシになぜこだわるか。
やはり動画でリーチ出来ない層にアプローチしたいというのが目論みだ。
動画配信は結局無料なので、無料なら見ている層がいるはずだとテルから進言があった。
リアルで配布するのがいいとのことだが、
瑠璃市では私らはあまりに有名だった。
危険極まりない。
リアルイベントも東京のような大都市でやるのがいいのだが、そこは瑠璃市に拘りたい。
テルはそこは賛同してくれているのだ。
『うーん、瑠璃市で人が集まる場所で配布できれば、、、』
あるじゃないか。
そうだ、あそこと交渉しよう。
パイプは、、りょーちゃんならあるかな?
1人部屋で頭を抱えていた私はりょーちゃんにチャットを送った。




