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ショートヘアの女の子

階段を下りる。


地下にあるその空間は私にとっては戦場であり、

また天国でもある空間。


ベース音が聞こえてくる。



地下からあがってくる2組の男女。




「また来たよ・・・」


「あいつまたぼこぼこにされたらしいよ。」


「それでもよく来るよね。」


「ほんと。信じられない。」




冷や汗が額から滴り落ちる。




そう、私にとっては戦場であり、天国でもあるのだ。





入口に立つ。


フロアをこするシューズの音。


きらびやかな振り付けによる絹すれの音。


フロアを照らすきらびやかなライト。




私にはここしかないのだ。


心音が今日はよく聞こえる。


全身の血が隅々まで急激に流れるのを感じる。



すこし視界が歪んで見える。



一歩一歩。


息が上がりながら更衣室へ向かおうとする。




「おい。」




体に圧力がかかる。


壁にうちつけられた。




男が4人ほど私を囲むように立つ。



そのうち一人は自分のひざを私の股下にいれてそのまま壁に私を

追いやる。





「あんなことされておいてよくきたな?それとも・・・」



その男の下卑た笑みを見ると私の息はあがる。

肩で息をしているのが自分でもよくわかる。



「なんだおまえ、、ちょっと外に来いよ。」




男4人はそのまま私の肩をつかんで抱き寄せるようにして

私を外に連れていった。











「きゃっ・・・・」



路地裏に投げつけられる。


「おとなしくしろ。」




私は息があがる。



「なんだこいつ紅潮してやがるぜ。Mなんじゃねえか。殴られてけられるのによ。」



違う。


私はたぶん。



震えている。





「・・・けて・・・・」





ショートヘアの女の子の顔。

ルナの顔がなぜか思い浮かぶ。




「は?なんだ?さっさとしろよ!!」




男は私の服に手を伸ばす。





車いすだけどけなげに私を介抱してくれた、あの勇ましい女の子。




「助けて!!!!!!!」




「うん、今助けるね。」




目の前に覆いかぶさろうとする男たちが視界から消える。




「うげ!!!てめ・・・・・何しやがった!!!!」




「何って・・・・・ただ君たちの弱点にこうやってね!!!」




「ぐああ!!!!!!!!!!!!」





4人いた男たちは、自分たちの股を抑えてうずくまっている。





「どうだろう??僕は君たちを性的不能にすることもできるんだよ?そんなお薬もあるからさ。」




「ひいい・・・・・!!!!!!」




男たちは去った。





そこに立っていたのは、

確かにショートヘアの女の子だったけど。




青い髪の冷たい目をした女の子だった。

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