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私は動画配信者

まあまあバズった。



顔出しで行ったのは大きい。

それ以上に、どうやら瑠璃大学ダンス部は

ゲリラダンスイベントで有名になりすぎたのだ。



・かわいい。

・頑張ってください。

・待ってました!


動画にはこんなコメントが並んでいた。

炎上するかとは思ったが、

イベントに出ていないことや

私自身、車イス生活であることなどを伝えると

世間は批判するより同情してくれたのだと思った。



私は動画配信者になった。





『今日は、どんな動画あげようかな。』



昨日は簡単な自己紹介だった。

出来ればダンスに沿うものを流したいと感じているところではあるが、、、




自分自身の足元を見る。

車イス。

動くこともままならない。


排泄すら大変なのだ。

こんなところに籠ってないでリハビリをしたい。

せめて歩けるように。



私は携帯を開いた。




『りょーちゃん、私リハビリしたいんだけど。』



メッセージを送る。



当然だが、読まれない。

タクシーアプリを使ってしまうか。

りょーちゃんは、世間の目から私を守ろうとしてくれているんだろうけど、、、




『とりあえず動画を撮ろう、、、』




りょーちゃんに届くような動画。

この生活のことを暴露してしまおうか。



いや、それはだめだ。



『シンプルなメッセージを込めた動画にしよう。』



私は、カメラのRECボタンを押した。




♦︎♦︎♦︎


相変わらず掲示板をROMる日々は続いていた。



今日も瑠璃大学のダンス部掲示板を見ていた。




・ケイたんに踏まれたい。

・ダンス部かわゆす

・はあはあ、結婚したい。




ほらね。

結局ダンス部はそういう目でしか見られてなかったんだ。



OGが多いから、就職先には困らないけど

結局そういう武器を使って卒業生も人脈を広げてきただけなんだろう。



『パパ活と何にも変わらないじゃない。』



私はボリボリと錠剤を噛み砕く。

それをアルコール度数9パーセントの缶酎ハイで流し込む。



頭がポーっとしてくる。


この悦に浸る感じのままひたすらROMる。


瑠璃大学ダンス部はこうやって勢力を広げてきたんだ。

きっと組織的売春に手を染めて、、

そうやって世の中のルールを作ってきた大人に入り込み仕事を得たんだ。



ボリボリと錠剤を噛み砕く。

だんだんと瞼が重くなる。


『んあ、、、、?』


リンクが貼られている。



リンクを押すと、そこには、、、、




『ルナ、、、さん?』



私の意識はそこで途切れた。

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