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童話とか寓話とか絵本風の短編集  作者: 如月ふたば


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インタビュー For 女王蜂

 あら、本当にあなた人間なのにわたくしたちの言葉が話せるのね。

 いいわよ、インタビュー受けて差し上げるわ。

 

 待って、そこの人。カメラ持ってるじゃない?

 写すなら始めから言って頂戴。右斜め45度。そうそこから撮影してもらうのが最もわたくしを綺麗に見せるのよ。

 当たり前じゃない。わたくしだって、例えこのちいさなレンゲ畑しか管轄してはいないとはいえ女王蜂よ。美しく撮ってもらわなきゃ困るわ。


 それで、お話は何だったかしら?そうだったわ。

 生物学上の役割以外で、女王蜂は何をしているか?だったわね。

 まず、働き蜂の様子はご存じよね。蜂専門の学者さんだものあなた。

 え、蜂の専門家じゃないの?蟻の専門家?


 なら知らないの仕方がないわね。わたくしが教えて差し上げるわね。


 わたくしの働き蜂たちは、たぶん飛んで行ってレンゲ畑からレンゲの蜜を取ってきて、、、ええっと、それから巣に持って帰ってきて。

 何よ失礼ね!?わたくしが働き蜂の仕事なんて知っている訳ないじゃないの!!


 当たり前じゃない、わたくしは女王蜂なの。この巣の中で唯一無二の存在なの。

 どいつもこいつも同じように見える蜂とは一味も二味も違うのよ。

 まったく、嫌になっちゃう。もう帰って!!もうインタビューなんて受けて差し上げないわよ、ふんっ!!



「あーあ、女王蜂だけあって気質が女王様だったよ。ただの蜂なのに」

お付き合いいただき感謝いたします

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