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蟻塚 軍敗
恐怖心
理性
罪悪感
人は生きるためにそれらを備えている
恐怖心があるから逃げることが出来る
理性があるから限度を知れる
罪悪感があるから次に生かせる
どれか一つでも欠ければ人の成長は偏った物となってしまう
それを目の前の男は一般人として生きる為に擬似的に行っているというのだ
溶け込む為に
周囲の警戒を解く為に
蟻塚「まぁ、それも最近身につけたんだがな、昔は俺達三人は以前の町では『呪いの子供』とか言われて酷い目にあったからな、成長するに従って自然と身に付く訳だ」
蟻塚はコーヒーをすすりながら話す
深江「それが、カース、つまり呪いの語源ですか・・・」
深江は意外な事実に目が閉じられない
元町「て事は、蟻塚さん達が人類最初のカースって事ですか?」
元町は恐る恐る聞く
先程の蟻塚の話を聞く限りでもそうだし、この先も恐らくカースなんて現れる事は無いだろう
蟻塚「いや、そうでもないんだ」
蟻塚の口からまたもや衝撃の事実が語られる
蟻塚「カース自体は実は、俺達が産まれる前からあったみたいなんだ」
自分達が産まれる前
となるとおかしい
何故なら、それだとあの隕石より以前から能力があった事になるのだから
蟻塚「この事は薊野も霧無も知らない、言わないでくれよ・・・・」




