破壊ト虚脱、敗北ノ先ニハ
オリジナルの軍勢は深江の統率で
氷の軍勢は氷伊丹の統率で
それぞれのリーダーが指揮を出していた
深江「偽物でも俺達に伊丹が指示を出してると思うと嫌なもんだな」
深江は氷元町の攻撃をかわしながらヤシガニの能力で氷元町を削り取る
蟻塚「まぁ、俺も良い気はしないな」
蟻塚は氷深江を数の暴力で圧倒する
元町「・・・と、言うか、何も自分自身と戦わなくても良かったんだよな」
元町はガスマスクを装着し、氷霧無と対峙する
霧無「まぁでも、自分が他人に倒されているのを見てて、私は悲しいですよ」
ちょっと落ち込み気味の霧無は氷灘を毒霧で圧倒していた
薊野「まぁ、なんだかんだで僕らは相性が良さそうだね」
灘「薊野さんが一方的に怪我をしているだけですけどね」
薊野&灘は氷伊丹と互角に戦っている
深江「やっぱり、自分に出来るだけ有利な相手と戦うのが一番だ・・・・よな‼︎」
深江はヤシガニのハサミで氷元町を握りつぶし、粉砕する
氷元町「・・・だが、我々を倒したからと言って喜ぶなよ」
深江はその言葉の意味をすぐに知ることになるとは知らずにガスマスクを受け取り、元町に加勢する
深江「霧無‼︎」
深江はガスマスクを装着すると霧無に叫ぶ
霧無「はい‼︎何でしょうか⁉︎」
霧無もそれに負けぬ大声で返す
深江「お前の能力は完成している‼︎弱点を教えてくれ‼︎」
霧無「・・・後頭部です‼︎」
やはり、とっくにスキルを完成している霧無なら自身の弱点も分かっている筈だ
深江「ありがとう‼︎」
深江は元町の背中を押す
元町「了解」
元町はうつ伏せ気味で走る
氷霧無は毒を走らせる
深江は二人より遅れて行動、走る
元町の硬化した背中をトノサマバッタの能力で跳躍し、氷霧無の背後を取る・・・が
着地する頃には氷霧無はこちらへ片手を出し、毒を噴霧する準備が出来ていた
深江はしゃがみ込み、圧縮された毒を回避する、氷霧無が回避したこちらへ気を取られて、少し振り向いた隙に、元町は硬化した右腕で氷霧無の後頭部に衝撃を与える
氷霧無「あなどれませんね・・・」
氷霧無は崩れ去る
元町も倒れる
深江「元町、お前は一旦休憩を入れろ」
深江は灘に応急手当てをして貰っているがまだ血が止まっていない元町を戦場から離れた場所で座らせる
深江「さてと」
周りを見ると霧無は蟻塚に加勢している様だ
薊野と灘は氷伊丹から距離をとっている
その時、薊野と灘は黒い霧に吹き飛ばされ
霧無と蟻塚は突如目の前が爆発していた
見たことがある、これは
氷伊丹&氷深江「「やれやれ、やっと雑魚を倒してくれましたか」」
今までに倒された氷塊の能力
即ち、全員の能力を取り込んだんだ
蟻塚と霧無はなんとか立っているが、薊野と灘は毒にやられたのか痙攣して動かない
霧無「深江さん‼︎これを‼︎」
霧無は二本の小瓶をこちらへ転がす
どうやら解毒剤の様だ
深江「オッケー‼︎」
深江はヤシガニの能力を使い、二人を持ち上げ、元町の隣に座らせる
深江「解毒剤だ、飲んで下さい」
深江は灘と薊野に解毒剤を飲ませる
この二人がやられるなんて
戦況は絶望的だ
深江は氷伊丹に駆け出す
チラッと蟻塚と霧無を見たが、二人がかりで何とか戦えるようだ
氷伊丹は白衣のポケットに手を突っ込んでそこから動こうとしない
ポケットから手を出すとトンッと自分の太ももを指で叩く
蟻の軍勢が出てくる、しかし蟻塚とは何かが違う
先程の蟻より小型だが、こちらへ勇敢に向かって来る
深江「・・・・シロアリか?」
深江はコガネグモの能力で全て絡め取る
氷伊丹「甘いね」
氷伊丹は太ももをトトンと叩くとその球体は爆発した
深江「ジバクアリ⁉︎」
しかし何かが違う、液体が付着すると肌が焼ける様に痛い、爛れてくる
深江「なんだ⁉︎、うっ、体が燃えそうだ」
深江は脱皮をしようとするが服が爛れた部分に掠れて集中出来ない
もうこれまでか
その時、肩に誰かの手が置かれる
??「全く、見てられないね、僕はこんな坊や達に負けたって言うのかい?」
いやに真剣な男の声
しかしこの男は逃走した筈
深江「伊丹⁉︎」
深江の声に蟻塚と霧無がこちらを見る
伊丹「自分の分身程嫌な物は無い、そうは思わないかね?」
伊丹は余裕を顔に浮かべていた
伊丹「僕は少し怒ってるよ」




