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スキルハント  作者: 如月上下
15/37

毒ト隠シテ踊リ明カス

6人が揃い踏み、各々のやるべきことを分散する。


1班は蟻塚と灘だ、蟻塚が集中している間に灘はテキパキと蟻塚の周りをテントで囲み、蟻塚に栄養剤を摂取して貰っている、要するに簡易的な治療所だ


2班は霧無と元町、もし敵と鉢合わせになったとしても元町はガスマスクを所持しているので霧無はスキルを存分に使用出来る。

主に防衛戦と遠距離戦


3班は深江と薊野、メインの突撃班はこの2人になる、伊丹はカースを一人で倒すワーストとは言え、流石に2人がかりでなんとかなるだろう



薊野「・・・着いたよ、ここが最深部だ」


薊野の言葉で考えを中断し、廃墟となった建物を見る

そこは以前は子供の声が騒がしく聞こえたのだろうが今は剥がれるペンキと立て付けの歪んだ扉が悲鳴をあげている孤児院だった



深江「・・・・行こう」


そう言って孤児院の土地に足を踏み入れた瞬間


ガタッ ガタッ ガタッ


建物の扉が勢いよく開き、中から40から60余りの人が出てきた


目は死んでおり、暫く何も食べていないのだろう痩こけ、しかしそれでも人だった頃の面影はある


深江「こいつら全員、ワーストの犯罪者じゃないか‼︎」


薊野「これは参ったね、この人数を相手取るのか〜」


その時、呻き声がけたたましく聞こえる中でハッキリとした声が聞こえる



伊丹「その通り‼︎‼︎君達には試練を受けて貰うよ‼︎」


建物の屋上に伊丹は立っていた


深江「試練だって?ふざけるな‼︎降りてこい、雪鳴を返すまでお前を殴り続けてやる‼︎」


薊野「まぁまぁ、落ち着きなよ深江君、試練って事はあの伊丹って言う人にも何か理由があるんでしょ?」


伊丹「正解」


薊野「この人達全員を倒せば伊丹、君と戦わなくていいの?」


伊丹「不正解」


薊野「雪鳴ちゃんはどこにいるの?」


伊丹「黙秘」


薊野「じゃあ倒そう」


伊丹「大正解」


薊野は駆けだす


薊野「深江君、君は下がってて、伊丹君を倒すには君が最適かもしれない」



薊野はそう告げると深江を孤児院の門から外側へと押し出し、群衆の真ん中に立つ


深江「薊野さん‼︎いくらカースのあんたでもその人数のワーストじゃ太刀打ち出来ない‼︎」


薊野「それは僕が決める事だ、黙ってみていろ後輩」


ワーストだった人間達はゾンビ映画の様に薊野を取り囲む


伊丹「ほぉ、君はカースなのか、実に興味深いね、お手並み拝見‼︎」


パチン‼︎


伊丹が指を鳴らすとゾンビ達は自身の能力を強制的に解放する


薊野「お手並み拝見・・・か、甘いね」


薊野はそう言うと自身の腕にナイフを突きたて、切り裂く


伊丹「・・・・君は、何を?」


薊野「まぁ見たら分かるよ」


大量の血を噴き出しながら薊野は鮮やかに


回る 華々しく回る


周る 周りの敵に血が付着する


廻る 周囲の敵が万遍なく血に染め上げられ廻る


薊野「根絶の偽式(デッドクリエイト)


薊野は倒れる、当然だろう、あれだけ血を流せば誰だって倒れる


真っ赤になったゾンビの群衆は倒れた薊野に襲いかかる


深江は気付いていた、体液をこの様に使う虫を


深江「アオバアリガタハネカクシ・・・」


ゾンビの群衆は次の瞬間には膨れ上がり、破裂する



薊野「さてと、驚いてないでバトンタッチだよ深江君」


薊野は飄々と歩く、傷は何かで塞がれていたが今は伊丹に集中する事を優先しなければならない



深江「・・・・薊野さん、ありがとうございます」


薊野は建物に寄りかかる様にしゃがみ込む、まだ出血は止まっていない様だ


パチパチパチ


伊丹は屋根の上で拍手を打つ


伊丹「友情って素晴らしいね〜、薊野君に免じて屋上で何もせずに待ってるからこっちにおいで」


深江は駆けだす、建物の高さはせいぜい15から20m程だろう、深江は外壁に両手を付きながら駆け上がる


伊丹「やはり、君はそうなのか‼︎」


伊丹は目をキラキラとさせながら待ち遠しく立つ



深江は登り詰めると服に付いた埃を払う


深江「雪鳴はどこだ?」


伊丹「ここにはいないが、僕を倒せば教えてあげる・・・よ‼︎」


伊丹は先手必勝と言わんばかりにゴキブリの大群を深江に向けて放つ


深江「そうか、なら倒すしかないな」


深江の臀部(でんぶ)が鋭く、長く伸び上がりゴキブリの大群を全て押しつぶす


伸び上がった所臀部の両脇には虫の足の様なものも付属していた



伊丹「やはり、君は‼︎」



深江 ワーストNo.44

スキル 『ベトナムオオムカデ』


いざ開戦‼︎


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