↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/16

4

 時刻は15時36分。

 車内に付いている時計が目に入る。

 約一時間半で遂行された電撃作戦の余韻に、浸っている暇はなかった。

 赤川を乗せた車は、徐々に速度を上げる。

 電撃作戦の成果か、普段なら交通量の多いこの道に、通行人はおろか車一台すら見当たらない。

「鈴木、今日は素晴らしい一日だな」

 赤川は、皮肉を込めてなのか、それとも作戦成功したことに対する嬉しさの表れなのか、運転している鈴木に聞く。

「はっ。お見事な作戦でした」

 運転に集中していた鈴木は、不意をつかれて驚いたが上手く返事をした。

「ここまで静かな日は、なかなか無いな。人も車も走ってない。何故だろうね。鈴木」

「はっ。それは突然の……いや、歴史に残る作戦が同時に決行され、外に出るのが危険と判断したかと」

 赤川の威圧が背もたれ越しに伝わってくる。

 それと同時に鈴木は、ハンドルを強く握った。

 バックミラーで赤川を見ると、不敵な笑みを浮かべ、思わず目を逸らした。

「今日は信号の意味がない日だ。時間がない。急ぐんだ」

「はっ。承知しました」

まるで我が道を往くかのように、鈴木は赤信号を無視して、車は風の如く走り、本部へ急いだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。