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第三章:軍事会議
赤川を乗せた車が、徐々に速度を落としていき、やがて停止した。
「閣下。本部へ到着です」
「ご苦労であった」
赤川がゆっくりと車から降りると、目の前は大正浪漫を感じさせる本部が佇んでいた。
漆喰の外壁に、洋風を取り込んだ窓や扉に装飾を付けた和洋折衷の二階建て。
扉の前には、仲間である紅い軍服を身にまとった男二人が左右で待機しており、敬礼を維持したまま赤川を迎えた。
赤川は歩きながら敬礼を返し、色褪せた木製で歴史を感じる重い扉を開けて中へ入る。
中に入ると玄関ホールは吹き抜けで、天井にはシャンデリアが1つ。
上がり框はなく土足で室内を歩くことができ、床、天井は木製、壁は漆喰である。
玄関には軍服姿の一人の男が敬礼し、赤川を迎える。
「全員、集まっているのか」
「はっ。全員、会議室でお待ちしております」
「わかった。鴨井は後から来る。来たら会議室に案内せよ」
「はっ。承知しました」
赤川は敬礼で返し、会議室へ向かう。




